客人は帰路に着き、取り残された隙間で現実に引き戻されるのを待つ

客人は無事に帰路へ着かれました。今日は道後を再訪して、お土産物を買い、少し足湯を楽しんでから、ホテルに預けた荷物を取って空港へ向かわれました。それまで散歩がてらお付き合いしました。

ネット上で知り合って少しづつメッセージのやり取りを始め、いろいろと趣味趣向や仕事の話が合ったり共通点も多かったりして、ちょっとづつ交流を深めていましたが、先方が四国って行った事ないから一度行ってみたいという話になって、休暇も取ったし安いパッケージツアーも見つかったし、とあれよあれよと言う間に対面が実現することになったのです。

そうは言っても、実際に会うとなると、社長としてあるまじき人見知りっぷりを発揮するわたくしが、果たして気まずい沈黙を作ること無く、有能なガイドとしての役割を果たせるのか心配でありましたが、杞憂に終わったようです。とても楽しかったと帰着報告のメールが届き安心しました。安心したら、まだ残っている出張の時のものもあったのか、どかっと疲れが出てきて、しばし眠りこけてしまいました。

おもてなしの為に美味しいもの食べたので、財布とお腹は引き締めモードに切り替えなければならないし、生活リズムも元の調子に戻さねばなりません。それはわかっているのですが、その狭間のぼんやりした感じが心地良くもあり、心にぽっかり穴が空いたような寂しさもありで、目が覚めてからもしばしじっとしている感じであります。

郵便受けにはこれまた内容の意味が難しそうな税務署からの葉書が届いていたので、明日には否が応でも現実に引き戻されると思います。また黙々と目の前の仕事を片付けていきましょうか、あんなに楽しかった時間が再びやってくるプランを思い描きながら。

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