喉が渇いたので通りがかりのセブンイレブンに寄ったのです。バスに乗るつもりだったのを諦めて歩き始めたところだったので、手にはICい〜カードを握っていたのですが、店に入る前に間違えてはいけないと、それを財布にしまって代わりにnanacoカードを手に取りました。
そして冷蔵ケースからジュースを取り出してレジへ。待ち構えていた店員さんは素早くバーコードをピッとしてボタンをポン。「129円のお買い上げです。カードをこちらへどうぞ」と言われて、あれ?わたくしまだ何も言ってないぞ?と思いながらレジの画面を見ると、nanacoの表示が。
またやられました。「えーっと、支払いはQUICPayなんですが…」と言うと、「え?え?あ、し、失礼しました」と店員さんは大慌てで操作をやり直してくれました。nanacoカードのデザインが手からチラリと見えた瞬間に電光石火のオペレーションをして下さったのにすんませんねぇQUICPay(nanaco)で。
とまあ、どういうことか分からない方は4/14の記事を読んで頂ければ幸いなのですが、それで申し込んでいたANA JCBカード限定のキーホルダー型QUICPay+nanacoが出張に行っている間に届いていたということをようやく思い出して、帰宅後開封することにしましたよ。
じゃじゃーん!これがANA QUICPay+nanacoであります!
ん?思ったよりカッコ…まあ、いいや、いいよね、うん…。
濃い青のスケルトンタイプのプラスチック筐体で中には何か丸いドーナツ型のICチップみたいなものが入っているのが見えます。ANAのロゴはエンボス仕様にするとか、もうちっと高級感があればよかったなあと無い物ねだりをしてみます。
裏側を、大きさ比較のためにnanacoカードと一緒に撮ってみました。邪魔にならないサイズではあります。裏面に貼られているシールにはnanacoとQUICPayのマークがそれぞれプリントされています。両方使えるんだぞという主張ですね。
そして、そのシールの下側なんですが、nanaco番号とnanacoセキュリティコード、そしてQUICPay IDが刻まれています。これ結構大事な部分なので画像も隠しておきますが、なんだかこの部分に記載されているのは無防備な気もしてしまいます。nanacoカードにだって同じように裏面に記載されているのですが、基本的に財布の中で防御されているカードと違って、リングで鞄とかにぶら下げることも可能な分、番号を見られたりスキミングされたりというリスクにも充分留意しなければなりませんね。
そして使い方や貯まるポイント・マイルは前述の4/14の記事にも書いた通りのQUICPay(nanaco)と同じです。ただ、このANA QUICPay+nanacoには、それに加えてANA国内線の搭乗手続きが簡単に出来る「スキップサービス」機能も盛り込まれています。つまり1枚3役なのです。
これならば財布を鞄の中に入れたままでも、ANA QUICPay+nanacoを空港の保安検査場でピッとかざして通過して、それから売店でお土産や飲み物買ったりも出来て便利…って、コラー!空港内ショップのANA FESTAで10%OFF特典を受ける為にはANAカードの提示が必要やないかー!それやったらANAカード1枚でスキップサービスも買い物も済ませたほうがええやないかー!それからANA QUICPay+nanacoの金属リングは探知機でピーピー鳴るんちゃうのんかー!
失礼しました。
こんなに素敵なANA QUICPay+nanacoですが、何よりわたくしの度肝を抜いて下さったのは、同封の書類に記載されていたこの部分でした。
QUICPay有効期限 2049年12月…。
あと34年ほど使えるそうです。わたくし喜寿を迎えてもなお、このQUICPayを使い続ける所存でございます。いえ、あの、その頃までQUICPayの規格があるのか、なんてことは言っていませんよわたくし。だって34年前ったら1981年でしょ?ありますって!カセットテープ然り、VHSビデオテープ然り、レーザーディスク然り…。発行手数料は300円かかりますが、ANA JCBカードをお持ちの方は手に入れてみてはいかがでしょうか。レアアイテムになる前に。