出張先の楽しみのひとつ、友達と久々の再会を果たす

今回の出張は京都新聞主催の「京都よみがえる大恐竜博」というイベントのお手伝いで、京都市内に来ております。そのイベントのほうは今日が開催初日でしたが、予想を遥かに上回るお客様のご来場があったようです。5/6までの開催ですので、恐竜好きのお子様とお出掛けして、興奮のゴールデンウィークというのも楽しいのではないでしょうか。

さて、仕事のための滞在ではあるのですが、時々は息抜きもしたくなるもので、今日は京都在住の友達に連絡して、食事しながら久々の再会を楽しみました。

彼とは友達と言っても、学校や職場が一緒だったとかではありません。今では珍しくもなんともなくなりましたが、ネットを通じてのやり取りで会話をして親しくなったのです。顔も名前も知らない同士でしたが、話が盛り上がって打ち解けていくと、彼が当時住んでいた東京へわたくしが旅行に行く際に、折角だから会って飲みましょうやという流れになるのは時間がかかることではありませんでした。

最後に会ったのは丁度4年前のゴールデンウィークでしたが、その時に彼には非常にお世話になったのです。失業中だったので新しい仕事を探していて、ある企業の面接を受けるため京都へ行った際に泊めてもらったのでした。

書きながらあの時のことを思い出しましたが、面接を受けたあの会社はとんでもないところでしたね。愛媛に支店を新規立ち上げのための求人だったのですが、書類選考を通過したので本社のある京都まで来て欲しい、と。まあそれくらいのことはありそうな話かも。

ですが、その面接日時を決めるにも社長が多忙なので連絡するまで待ってくれ、と間際まで待たされた上に、指定してきたのは連休の最中の5月4日。ゴールデンウィークの京都なんて観光客がわんさかで、リーズナブルなホテルなんて空室があるはずがありません。ネットカフェ、カプセルホテル、バックパッカーズ等、探せばあるかもしれませんが、面接の前夜だから睡眠はしっかり取りたいし盗難などの心配事も避けたいし。

さらに、肝心な面接の集合時刻も決定を知らされたのが前日で、それが判らなかったから夜行バスで当日朝に現地入りという手段も取りにくかったのでした。なので、宿も決まらぬまま前日に現地入りして途方に暮れる羽目になったのです。

その時に彼の出身が京都で、今は実家に戻って生活をしているということをふと思い出し、とりあえず心細さといいアイデアを拝借しようと久々に電話をしてみると、ご両親に事情を話してくれて、ご実家に泊めて頂けるように手筈を整えてくれたのです。あれは本当に命拾いをしたような、感謝してもしきれない出来事でした。

その甲斐あって、人生は良い方向へ転がりました。いや、面接の結果は不採用だったのですが、でもその会社、それから2年後には解散したようですし、ネットで検索しても元従業員の批判クチコミが沢山出てきて酷い実情が露になっていたので、縁が無くて良かったと思っていますが。

まあとにかく、その時のこともちらっと話に出つつ、近況とか会っていない間のエピソードとか、かと思えば以前のようなどうでもいいバカ話や下ネタ話などで話は尽きず、素面でしたが2時間半なんてあっという間でした。いい気分転換になりました。

やはり友達と話すのは、それも笑えるような真面目にバカバカしい話なら尚更、良い気分転換になりますね。おそらく出張中にもう一度会って話すことは難しいかと思うのですが、機会があればまた会えればなと思います。

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