気づいたらとんでもなく長文の愚痴になった、freeeに乗り換えるのをやめたわけ

これは書いて良いものか悪いものか、と迷いながら下書きをしております。たぶんアップしてしまうんでしょうけれど。実は今日、あるサービスの解約をしたので、それについて書こうと思っています。

そのサービスとはクラウド会計ソフトのfreeeです。今注目を浴びているサービスで、会社や個人事業主の会計業務をクラウド上で行い、会社の決算や確定申告まで行えるというものです。

これまでこうした業務は会計ソフトをパソコンにインストールして行うのがスタンダードでしたが、このfreeeというサービスは、そういったソフトを購入しなくてもネットに接続出来る環境があればOKで、しかも簿記の知識が無くても簡単に操作出来るという素晴らしいコンセプトで設計されているのだそうです。

それで、昨年の11月に、このfreeeの標準プランに申込をしました。ただ、これ元々、あんまり進んで契約するつもりはありませんでした。そして、契約後に実際にこれを使用して経理業務をしたかと言うと、NOなのです。

なので、検索してこの記事がヒットして訪問して下さった方の中には、実際に使ってみての感想とか、サービスの使い勝手とか、インストール型とクラウド型のメリット比較などを期待していらっしゃる方も多いと思うのですが、その辺のことは書いていません。使わずに批評なんて出来ませんし失礼ですから。

それをご理解の上、時間がある方や気になる方だけお読み頂ければ幸いです。

まず、わたくしが最初にfreeeへ登録をしたのは、一期目の決算が近づいた2014年9月のことでした。先ほど標準プランに申込と書きましたが、freeeには無料プラン、個人事業主プラン、標準プラン(法人)、という3つの料金プランがありまして、最初に登録をしたのは無料プランだったのです。

会社名やメールアドレス等を登録すれば無料でfreeeを利用出来るというものだったので、お試しのつもりで登録してみました。ただし、入力したデータは1ヶ月しか保存出来ないので、この無料プランでは業務用として使うことはまず不可能です。なので本格的に利用するならば月々1980円の料金を支払って標準プラン(法人)へ移行せざるを得ません(個人事業主の方なら個人事業主プラン月々980円でも構いませんが弊社は法人なので)。

それで、無料登録して数日は使おうとしました。入力の練習程度に。そして、それと同時に、わたくしはインストール型の会計ソフト「弥生会計」を入手する段取りも整えました。

実際に2日ほどfreeeを試してみたのですが、これが、予想以上に使いづらいものでした。それは何故かと言うと、実はわたくし、経理のことが全く解らなかったので、会社設立してから簿記3級の試験勉強をしたのですよ。結果は時間切れで惨敗でしたが、その経験で3級レベルの簿記のツボは掴めたと思います。

で、freeeは簿記の知識の無い方にも簡単に経理ができるのがウリなのですが、逆に言うと生半可にでも簿記の知識があれば、複式簿記の基本的な記帳に則ったほうが解りやすいので却って使いづらく感じる場合もあるのです。

わたくしの場合はそれで、結局弥生会計を導入することに決めて2期目の決算までは済ませました。ただし、その間に弥生会計に対しても不満に思うことがあり、3期目のスタートにあたって会計ソフトの乗り換えを考えるようになりました。そこでまず候補に上がったのが、無料プラン登録をしたままのfreeeを再検討することでした。

そしておよそ1年振りにfreeeにログインしました。すると次の日に見知らぬ番号から電話があり、出てみるとfreeeのスタッフの方からでした。導入をご検討ですか?というようなことを訊かれ、書いたようなこれまでのいきさつを話すと、使い方をレクチャーするので、都合のいい日時を教えて下さいと言われ、予定が空いている日を伝えて電話を切りました。

そして、その日に電話があったのですが、PCで実際に操作しながら色々な機能について丁寧に教えて下さいました。それから、よければ標準プランを1ヶ月無料で利用出来るクーポンコードを発行するので、それを使って1ヶ月充分に試してもらって、実際に導入するかをじっくり検討して下さいと仰ったのです。

その無料クーポンを利用するには、クレジットカード情報の登録が必要なのだと言われ、ああ、つまりは解除を忘れて自動引き落としされるままというのを目論んだ作戦でもあるなあと嫌な見方もしてしまいました。そしてさらに、一人会社なので必要を感じていない給与計算ソフトも同時に申し込みませんかと勧誘されました。そこはさすがに断りましたが。

結局、ご存知の通りかもしれませんが年末年始にかけて本業が多忙になり、その後は風邪を長引かせて体調を崩しっ放しで、経理関係なんて本業以上に放ったらかし状態です。で、案の定、全くログインすらしていないfreeeの月額料金も忘れているうちにクレジット決済が始まっていました。

そして昨日やっと、標準プランの支払停止処理を完了させました。いつもながら長い前振りでしたが、肝心の「なぜ標準プランを継続して乗り換えに至らず(使いもしてないのに)断念したのか」のいきさつが書かれていませんね。ではそこらに触れていくために先ず。

弥生会計を使い続けた上で、自分にとって不都合だった点
  1. Windows用ソフトしか無いのでMacにWindows環境を用意する必要があった。
  2. その仮想Windows環境では、動作も重くなることがありイライラさせられる時が多い。
  3. そもそもその環境ではメーカー側としては非推奨であり、サポートは受けられない可能性があった。
  4. にもかかわらず、主にヴァージョンアップに備えてあんしん保守サポートへの加入を勧められるがこれが結構費用がかかる。毎年ソフトを買い替える位の金額になる。
  5. サポートデスクは確かに対応が良く便利でもあったが、逆に2、3度向こうから営業的な電話がかかってくることがあり、それが非常に鬱陶しかった。

番号が増えるほど乗り換えたさが上昇。

でも弥生会計って操作自体はとっつきにくいけれど難しくはなく、信頼がおける感じがしましたね。費用がもう少し抑えめで、Mac用がリリースされていれば、そして営業電話がかかってこなければ、そう不満は感じなかったと思います。

それらの不都合な点がfreeeではどうなるか
  1. クラウド型なのでMacでも問題無く使える。むしろMacユーザーならfreeeのほうがおすすめ。
  2. 光回線などネット環境を整えれば快適に。ただそれでもレスポンスはインストール型に劣るという意見も見かける。
  3. Macだけでなくスマートフォンやタブレットでの利用だって可能。外出先でだって入力できるから幅広い環境で利用出来る。
  4. サポートは月々の標準プラン料金に含まれていて、メールやチャットでのサポートが受けられる。ただし電話でのサポートは無し。
  5. 弥生会計では一年間で2、3度しかかかってこなかった営業的な電話が、freeeならたった3ヶ月で追い越して余るくらいかかる。宣伝メールも弥生会計の比ではない。

ええ、最後の項目だけです。それだけで充分に決意を覆させて頂きましたありがとうございます。

でもですね、営業的な電話と言っても、使い方がわからなければ教えて差し上げますので30分くらい時間取れる日を知らせて、という例の感じですよ。人によったらそれは営業電話ではなく手厚いサポートサービスと受け取れるかもしれません。ですがこれやっぱり、標準プランで「こちらから尋ねる権利を得ている」者としては、「必要があれば自分の都合が良い時にこちらから尋ねますから普段は放っておいて」なのですよ。サービスの良し悪しと言うよりは、わたくしとの相性が悪い、です。

そして決定的に嫌だったのは。

「うん、やっぱ、今は使うのちょっと止めよう。無料期間が終わって自動的に有料プランへ引き継がれたけど、今は再検討をする時間的余裕も無いし」と思って支払停止の手続きをしようとすると…まずその項目がどこにあるのかが判りにくい。やっと見つけたと思ったら「お支払い停止リクエスト」のボタン。リクエスト???

そうなんです。申込はクリックひとつで出来るのに、解除はクリックしたら「2営業日以内に担当窓口から電話致します。その電話でのみ受付します」ということなのです。即解除ではなく電話がかかってくるのを待たなければなりません。いつかかってくるかと気にしながら過ごすのはあまりいい気がしませんよね。

電話で引き止めはあります。わたくしも使って頂きたいのであと3ヶ月無料期間を延ばしますがと言われました。でもキッパリ断りました。欲しいのは料金フリーではなくて営業電話フリーでしたので。そこまでしつこい引き止めではなかったのですが、こういう「入り口は広く出口は狭く」といったやりかたは、どうも自分の感覚には合わないんですよね。

ちなみに弥生会計も有償サポートを止める際は、電話のみで受付でしたが、営業時間内にこちらからかける形でしたし、待たされることなく繋がりましたし、理由を聞かれるだけで引き止めはありませんでした。こちらも自動的に有料プランへ引き継げるようにクレジットカードを登録させられましたが、思いの外あっさり解約出来たので拍子抜けでした。でもその分好感度は上がって、また必要な時にはお世話になろうと思ったのです。

ついでに書いておくとfreeeスタッフからのメール。これは無料登録した当時から違和感を覚えていたのですが、ヘッダーが女性の個人名だったりするのです。もちろんfreeeの社名を入れている人が大半なのですが。わたくし当初はエロ系の迷惑メールかと思って読まずに削除してました。

そんな感じであれこれ愚痴愚痴と書いてしまいましたが、サービス設計自体は素晴らしいものだと思います。簿記には馴染みが無くて、ネットバンキングやクレジットカードを積極的に使っている個人や小規模の法人でしたら、きっと良い相棒になるんじゃないかと思います。この記事を読んで、「おいおい、お前が神経質すぎるだけじゃん」と思われた方にはマッチするんじゃないでしょうかね。

繰り返し記しておきますが、自分とは合わなかったという、ただそれだけのことですから。

「気づいたらとんでもなく長文の愚痴になった、freeeに乗り換えるのをやめたわけ」への4件のフィードバック

  1. freeeの無料プランに申し込んで、全く同じことを考えていました。
    私も一人で動いているので、”手厚いサービス電話”がかかってくる度に有料サービス加入に入る意欲が失せました。
    サービスの仕組み自体は興味あるのですが、大規模の資金調達した後発組として売上向上に焦りがあるのかもしれませんね。

    1. 通りすがり様

      コメントありがとうございます。こんな風な印象を持ってしまうのは自分だけかもしれないなあと思いながら書いた記事なのですが、同じように思われてしまったのですね。できるだけ本業の業務に専念できるようサポートしてくれるはずのサービスが、サポートが手厚すぎて業務の妨げを生むというのは本末転倒な感じがします。おっしゃる通り、後発組として焦りがあるのかもしれませんね。サービス自体は良いものだと思うのですが。

  2. 私も今同じ経験をしているところです。ネット上で退会手続きをしたにも関わらず課金され引き落とされています。それを止めるには、ネット上でまた何かやらなければならない。何故?
    メールで毎週全て0という報告を受ける。うざいんですよ。一度もこちらは取り引き報告をしてないのに!
    アア、ネット上になんか個人情報提出するんじゃなかった! freee は退会してもなかなか課金を解除してくれないので、皆さん気を付けて下さいね。今私、freeeにウンザリしているところです。

    1. 竹川さま

      コメントありがとうございます。もうだいぶ記憶も薄れてきましたが、先に有料プランの解除をして、それから改めて退会の手続きをするような流れだったかと思います。退会の手続きをweb上でする入り口がわかりづらかったですね。自分で退会手続きできたと思っていても3ヶ月くらいメールが届き続けて、不思議に思って確認したらログインも出来て結局退会手続きが完了していなかったということがわかってやり直しました。再度手続きをしてようやくメールが届かなくなりました。おそらく竹川さまも退会手続きが完了していないのではないでしょうか。退会したのに課金するなんて普通はあり得ないと思いますので。

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