嘘じゃないもん!本当に3軒ハシゴしたんだもん!ということで、ポルポ2を出た後は、歩いて1分もかからないくらい近くのポルポへも立ち寄ってみました。ポルポイチロクの初代店長さんを探すというミッションについては、この時点でなんとなく本日空振りという結果に終わるような直感がしていましたが、ま、ここまで来たのならね。
緑を基調としたポルポ2に対して1号店のポルポは赤をベースにしたアンティークな雰囲気。ポルポイチロクに似てるというか、逆ですよね。このイメージをベースにポルポイチロクが生まれたはず。確か以前そういうことを初代店長さんが話していたような。
ガラス越しに中を覗くと、こちらのお店はテーブル席と4席しかないカウンター席が広いフロアに同居しているスタイルでした。先の2軒のような切り離されたカウンター席という感じだったら入りやすいがこれは大丈夫かな、などという躊躇もありましたが気にしすぎでした。テーブル席にも何組かお客さんが入っていましたが、どういうトリックなのか「あっちはあっち、こっちはこっち」という空気があってなんの気兼ねもなくカウンター席に居座ることができました。飲み過ぎて判断力を失ったせいだろ、という的確なツッコミは無しでお願いします。
さて。既に合計で前菜10種食べているのでお店には悪いけどお酒だけにさせてもらおうかな。ビール飲んだし白ワイン飲んだしで、ようやく赤ワインにたどり着くわたくし。
運ばれて来ました。赤ワイン。そして。
本日3杯目のパスタフリット!
世界広しといえども一晩でポルポ・ポルポ2・ポルポイチロクをハシゴしてパスタフリット3回食べた奴なんてそうそういないはず。自慢しても良いよね。
そして、適当に頼んだこの赤ワインうまー。あんまり詳しいことはわかりませんが、重たくなくスルッと飲みやすい。ああ、こういうの生ハムとかに合いそうな味かも。
満腹じゃなかったんかい!
生ハムとかサラミとか4種類の肉盛りを追加。大変美味しくいただきました。さらに。半分くらい食べたところで、ワインのお代わりまで。
だって、席の近くで他のお客さんと店員さんが話していて、このお店にスパークリングの赤ワインを置いているという内容が聞こえてしまったんですよ。スパークリングの赤?そんなのあまり見かけないから気になるじゃないですか。なのでその店員さんに何かもう一杯飲まれますかと訊かれたら、「お、おらにもそのスパークリング赤ワイン分けてくんろ」と即答です。
しかし飲むに夢中でその泡立つ赤ワインの写真は取り損ねております。さーせん。
そして、ワインを持ってきてくれた店員さんとその流れで少し話をしました。意外と気さくでイケメンなその店員さんはおそらく、他の店員さんとのやりとりの様子からこちらのお店の店長さんではないかと思われます。まずはこの店にたどり着くまでの道のりから。笑われるかと思いきや、そこまでしてご来店下さったなんて有難うございます、と。ああ、そういう感じの返し方をしてくれるのは素直に嬉しいですね。
話している中でなるほどと思ったのが、さっきまで居たポルポ2。あの店長さんはかつて大阪のホテルでシェフとして活躍されていたのだそうです。手間かけて作られてるなあと思わせる料理と、職人肌気質をビシビシ感じたオーラの理由がわかったような気がしました。
残り半分の生ハムとスパークリング赤ワインも平らげて、色々と面白い話も聞けて、何よりも見知らぬ土地に一人でふらっと入って違和感も疎外感もなく心地よい空気の中で飲み食いできたことに幸せを感じて、ポルポを後にしました。店長さん(だと思われるお兄さん)ありがとうございました。是非また来たいっす。