毎日毎日、寒さが戻ったかと思えば暖かくなったりと、気温の差が激しく変化しますね。体の調子は持ち直しましたが、こういう調子だと体への負担が大きくてつらいですね。今日はかなり暖かくて過ごしやすい一日でよかったですが、松山は明日は雨で今日よりは少し冷え込むとか。体調管理にお気をつけ下さい。
さて、今日は特に予定もないし、せっかくのお天気だからと、午後から散歩に出掛けました。その途中でふと、貼られていたポスターを見て、そういえば前々から観たいと思っていた「MOOMIN!ムーミン展」が来週で終わりだということに気づきました。そこがちょうど金券ショップの店頭だったので、チケットを買い求めて愛媛県美術館を目指して歩くことにしました。
ムーミンは子供の頃から馴染みのある、好きなキャラクターです。親しみがあるからという軽い気持ちで美術館へ立ち寄ったのですが、親しみがあるので観に行ってみたいと思うのは多くの人にとっても同じこと。いや、びっくりしました。日曜日で午後2時台で、ちょうど混雑するタイミングなのはわかりますが、ものすごい混雑でした。ムーミングッズショップがロビーに増設されていたのと、ヱヴァンゲリヲンと日本刀展の会期も重なっていることもあって、小さなお子さんを連れたファミリーや若いカップルなどでごった返していました。
展示室へ入るのにも、受付でチケットをもぎってもらうところまではスムースでしたが、入り口で既に行列が出来ていて団子状態でなかなか動きませんでした。ああ、やっぱり平日に来ればよかったなと思いながら、ところどころ端折りながら早足で観ることになりました。
人垣の隙間から遠目に眺めて、ふとムーミンについて、キャラクターは知っていて身近に感じるのですが、童話としての物語はあまり知らないなということに気がつきました。そういえばとても幼い頃にTVアニメで観た記憶はあるのですが、絵本を読んだりして物語の世界をじっくり味わったことはなかったのです。
そんなわたくしでも今回の展示は、作者のトーベ・ヤンソンさんが描いた挿絵の原画や習作が中心の展示でしたので、その繊細なタッチの絵を観て楽しむことができました。想像力が生んだ不思議な生き物たちを自然あふれる風景とともに細かく描きこんでいる小さな絵の数々は、できればもっとゆっくりじっくりと観てみたいと思いました。
およそ200点もの作品があり、それらが結構ぎっしり並べられていたのですが、スペースや予算の関係があるとはいえ、企画展示室2の一室だけの展示では勿体ないように感じました。もう少し余韻を味わえるような見せ方だとさらに良かったのにと思います。
とはいえ、これを機に物語としてのムーミンに触れてみたいと思うようになったので、会期が終わって落ち着いたら図書館の児童書コーナーへ行ってみようと思います。
館内は写真撮影禁止なので、出口のところにあったムーミン谷のジオラマを記念に。