高級腕時計には全く興味も知識も無かった40代オッサンが語るテクノス、そしてラドーとロレックス

昨日の記事を書いた後、普段腕時計をしないのに新たに腕時計をもらうというのもどうなんだ?と思いながら、他のものも含めてまた一から選び直しだなとカタログを見直していたのです。よっぽど暇なんですね。まあそんな暇ゆえのどうでもいい与太話です、今日も。

そして付箋を貼っていたG-SHOCKのページをまた見て、ふとそれまで気にしてなかった同じページの別の腕時計が目に留まりました。ああ、どうせならG-SHOCKとは全然違うタイプの、こういう大人っぽいデザインのものなら、TPOで取り替える用に持つのも有りかなあ。そう思いながらその製品のメーカー名を読みました。

テクノス…?なんか聞いたことあるメーカーだな。あれ?もしかしてテクノスってあのテクノス?

わたくし昭和46年生まれのオッサンですが、同世代から上の方なら、覚えているかもしれませんね。昭和50年代ってテレビで盛んに視聴者参加型のクイズ番組が放映されていましたが、そういう番組で賞品として提供されていたメーカーです。

何の番組だったかは記憶が曖昧ですが、アシスタントの女性が言う「平和堂貿易からスイスの高級腕時計テクノスをペアでプレゼント」という言葉が焼き付いております。もう一つ別の「酒田時計貿易からスイスの高級腕時計ラドーをペアでプレゼント」というフレーズのほうがよりメジャーだったかも。一字一句同じではないと思いますが、これらは呪文のようにわたくしの幼心に刺さっておりました。

まあとにかく、このカタログのテクノスってあの呪文のテクノスの事なの?ということが気になり始めたので真夜中のWikipediaへダイブしたわけです。だってこのカタログって、G-SHOCKの価格帯からメーカー希望小売価格10000円前後の商品を集めているのに、あの「スイスの高級腕時計」ブランドが掲載されてるって、なんかおかしくないか?と気になって仕方なかったから。

それでわかったこと。

  • ラドーの販売代理店 酒田時計貿易 → 2000年に経営破綻
  • ラドー → スウォッチグループの一員として健在。ウェブサイト有り。
  • テクノスの販売代理店 平和堂貿易 → 現在も健在で様々な時計・宝石ブランドを扱っているが、テクノスは総代理店契約が切れ、現在は取り扱っていない。ウェブサイト有り。

で。肝心のテクノスなのですが、あまりはっきりとした情報がネットの海からは釣れませんでした。

元々スイスの時計メーカーとして1900年に創業して、1924年にテクノスブランドを設立し、1970年代に世界中に輸出し始めると日本とブラジルへの輸出量が多くなり、1970年代にはブラジルの輸入元がブランドの権利を取得してブラジルでの生産を開始。現在でもブラジルで最大の時計メーカーとなっているそうなのです。そんな中、日本では平和堂貿易との契約が切れて、今はティーツーインターナショナルという会社がテクノスブランドの日本国内での権利を所有しているとのこと。そして本来のスイスのテクノスは現在では時計の製造はしておらず、権利管理会社として存続しているという情報もありました。

なので現在の、つまりカタログギフトに掲載されている商品は、記憶の中の「スイスの高級腕時計テクノス」ではなく、そのブランドを引き継いだティーツーインターナショナルの企画商品ということになります。まあそういうことって、近頃はよくある話ですよ。

で。そういうことを踏まえた上で面白かったのが、そのカタログに載っていた(現)テクノスの腕時計。そのブランドの変遷はともかく、テクノスのこの時計のデザインが、なかなか恰好いいなあと思ったのです。まあそういう、ブランドの過去と現在の価値の違いだとか、価格の事とか、そういうの抜きにして「これはかっこいいデザインの時計だなあ」とわたくしが思ったのが、この時計なのです。

615sb

もうこれを見て、腕時計に詳しい方や、ある程度のステイタスが有る方は、あっ!と気づかれたと思いますが、わたくしは高級腕時計にさっぱり興味が無かったので、調べるまで全く気づかなかったのです。

値段の割にデザインも品質も良さそうならテクノスのこの時計ってさぞ評判いいのだろうと思いながら型番を調べて検索してみたら、なんと酷評の嵐。「時計としての品質は悪くないけどデザインが…」「これってモロにパクリデザインだから恥ずかしい」「これデイトナまんまじゃん」「さすがにロレックスも怒るだろ」というような書き込みがたくさんありました。

え?ロレックス?あの誰でも知ってる高級ブランドのロレックスとテクノスが何か関係あるの?と思いながら調べていくと、ああ、さすがのわたくしでも理解しました。これがロレックスのデイトナという腕時計だそうです。

Cosmograph-Daytona

わお!まじっすか…。

あの、これ、権利の問題とかも色々絡んできて、そういうのはちゃんとクリアされているのかもしれないので、善悪のような観点では何も言いませんが、そういうの抜きにして時計のことなど何も知らないわたくしからしても、「ロレックス デイトナのデザインが放つ魅力は凄い」ということだけは言えます。

そう、単純に、デザインが凄いんです。こうしてフォロワーのようなものが生まれるということはそれだけデザインの力があるってことなんです。それが凄いと思うんです。これはある意味、MadonnaのMaterial Girlがすごい!The PoliceのEvery Breath You Takeがすごい!最近で言うとMr. Childrenの抱きしめたいの歌詞がすごい!というような感じです。まあ色々刺したい部分もありますがこのへんで収めておきます。

そういう感じで、「オリジナルデザインにできるだけ敬意を払いたい」という信念に基づいて、このテクノスの腕時計もまた一旦候補から外すことにしました。「ああ、この人本当はロレックスが欲しいのに買えないから似てる時計してんのね」と思われるのも癪ですし。とか言いながら、やっぱり周りの視線は無視してもこのテクノス恰好いい!と注文するかもしれませんけどね。

結論:NikeのAir Force Ⅰを真似したような何とかマートのヴァン何とかのスニーカーは履きたくないっす。

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