諦めていたエレファントカシマシのライブに急遽行くことになり、少し離れていた間の彼らの歌も改めて聴きたくなった

全く予定してなかったのですが急遽エレファントカシマシのライブを観に行くことになりました。好きなバンドではあるのですが、しばらく新作を聴いていないので、いくべきかどうか結構迷っていて、前売券は結局買いそびれたままだったのです。まあ今回は見送ったのでもいいかと当日も考えていたところ、どういうわけか先に自分のチケットを取ってグッズ先行販売に並んでいた妹から「行かないの?」とメールが届いたところから事が動き始めましてね。

「当日券は立ち見だけどあるみたい。買うつもりなら並んでおこうか?」から「さっき見知らぬ人に声をかけられて、その人の友達が一人行けなくなってチケットが余ってるらしいんだけど、どうする?」という流れになって、結局その方が持っていたチケットを譲ってもらってライブを観ることになりました。しかもその友達の分は譲り主の方とは離れた場所にておひとり様で観る予定だったので、お互い気を遣うこともなく2階の眺めの良い席で楽しむ事が出来たのです。譲って下さった方、本当にありがとうございました。

そんな風に、何かに導かれるような感じで観ることになったライブだったわけなのですが、やっぱり観るべきでした。観てよかったです。

今回はバンド30周年の記念碑的なツアーだったこともあり、昔懐かしい曲もたくさん聴けるかという期待もあったのですが、その反面、懐メロオンパレードになるのは嫌だなあという想いも持っていて、それがチケット予約を躊躇させる原因にもなっていました。最近の曲もしっかりと追って聴き続けているなら全然問題ないのですけど、今は少し離れているので、なんとなく気がひける感じ。ただ、その懸念も、選曲のバランスの良さで、実際にはただの思い過ごしに終わりました。

半分くらいはしっかり聴いていない時期の曲だったことになるのですが、それでもその大半はCMだったり何かのタイアップだったりで、どこかで聞き覚えがある曲でした。そういうこともあって、違和感も戸惑いもなく、新しいエレカシの音楽としてしっかりと楽しむ事が出来ましたよ。もちろん耳に馴染みのある熱狂的ファンだった頃のお気に入りの曲は、もうイントロのギターのフレーズなんかでうわっと心も体も躍りましたし。

この曲やったらこの曲もやってほしいなあ、というのが次々と頭にわいてきて、2部構成・3時間を超すボリュームのライブだったのに、あっという間に終わってしまったような感じもしました。しかしその中身は濃密で、さらには何を喋っているのか自分でも途中で分からなくなってしまうというヴォーカル宮本浩次さまのMCにも楽しませてもらいましたし、それとは大きなギャップを感じる絶叫的な歌の数々の圧倒的な魅力にやられっぱなしでした。

色々記憶を紐解いてみると、30年のうちの後半15年は新作を追わず旧譜ばかり聴き次第に存在を忘れてしまうようなリスナーでありました。でも今日のライブを観て何よりの収穫は、その後半15年にも結構いい曲があるんだなという後追いの発見と、また傍にエレカシがある生活を再スタートさせるのもいいなあという閃きでした。

色々細かく書きたい想いもあって、そういうのを全部ぶちまけているとかなり長くなるのでこのへんにしておきます。まだツアーも続くのでネタバレ的なのも気にしつつ。

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