ヱヴァンゲリヲンと日本刀展

連日こんな感じだと、アニメオタクなの?と思われそうですが(そこまで知識豊富ではありません)、今日は昨日観てきた「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」についてを。愛媛県美術館で1/31から3/22まで開催されているのですが、必ず行こうと意気込んで前売券を買っていたので早速出掛けました。

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ヱヴァンゲリヲンについては、わたくしそれほど詳しくはありません。最初のテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送されたのは今から20年ほど前のことらしいのですが、当時は全く知りませんでしたし、子供向けの戦闘アニメなんだろ位にしか思っていなかったので、自分が見る事など考えもしませんでした。その後「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」が製作されるようになると、人との話題にその名が上がることが多くなり、なんとなくどういう作品なのかを知るようになりましたが、それでも特には興味を持てませんでした。

ところが一去年のこと、同じく愛媛県美術館で「館長庵野秀明 特撮博物館」という企画展がありまして、これを観た際に大きな感銘を受け、この企画展のプロデューサーであった庵野秀明さんが監督を務めたというヱヴァンゲリヲンは絶対観ておいたほうがいいぞと直感しました。それでようやく手をつける気になって、まずはテレビアニメ版を一気に全26話。それから旧劇場版、そして新劇場版の序・破・Qを立て続けに観て、ああなんでこんな凄い作品をもっと早くに観ようとしなかったのだろうと後悔の念で胸がいっぱいになりました。ちなみに、評価はいろいろ分かれるようですが、わたくし個人としてはテレビアニメ版が一番好きです。あの混沌とした終わり方が良いです。

さて、それで今回の「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」なのですが、まずまず楽しめました。内容は、ヱヴァンゲリヲンの中に登場する刀剣類の武器をイメージして、優れた技術を持つ刀匠の方々が実際に作ってみるとこうなりました、という作品の展示が主だったので、ややマニアックで一般受けはし難いかもしれません。ですが、ただでさえ遠い存在のような刀匠という方々の、なかなかお目にかかれない技術を、人気アニメを介して沢山の人に観てもらうという趣向は、面白い企画だと感心しました。

アニメのキャラクターのイメージで刀剣をデザインするということで、普段思い浮かべる日本刀では目にする事のないような色を使ったものもあり、それが近未来的なイメージも付け加えるので全く新しい美術作品のようになっていて、ひとつひとつじっくりと観ていきました。その異端な刀にも、古来からの伝統技術がしっかり組み込まれていて、新しいものから古いものを学ぶような感覚が面白かったと思います。

また、今回は展示作品解説の音声ガイドをレンタルしてみました。ガイド音声は葛城ミサト役の声優、三石琴乃さんによるものでした。こういうものを借りて展示を観るのは初めてだったのですが、これを聞きながらということで普段より、ひとつひとつをじっくりと観ていく事ができたので良かったと思います。これからはこういうのを利用して展示を観てみるのも面白いなと、新たな発見にもなりました。

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