無事に不妊手術も終わり抜糸も済ませたみゃおぉさんのあられもない姿をお見せしよう(やめろニャ)

原付で事務所に戻るとエンジン音を聞きつけてのそのそとやってくる奴がいます。足元にまとわりついてきて頭をゴンゴンとぶつけてきます。頭をさすってやると満足したのかプイッとどこかへ行くのですが、これはわざわざお出迎えしてくれているのか、帰ったら挨拶しろと躾けられているのか。

時々書いていますが、事務所周りに住み着いている野良猫みゃおぉさんのことです。近頃は朝に昼に夜に、よく玄関先でミャーこらミャーこら鳴きまくって、どうも呼び出しの術を覚えたかのようです。仕方なく外へ出て行くと、じっとこちらを見て、撫でてやるとまた満足そうな顔をして、お隣の玄関先へ移動してくつろぎます。お腹が空いているのかと思って少し餌をやっても数個カリカリと齧ったら知らん顔します。そして毛づくろいに夢中。

と、この画像を見て違和感を覚えらえた方もいらっしゃるのではないかと思います。そう、お腹のあたり。

実は以前書いたのですが、5月の半ばにみゃおぉさんは不妊手術を受けたのです。そして10日くらいの間は傷口の縫合をしたままの状態で庭先をのそのそしていて、つい2、3日前に抜糸も無事に済んだのだそうです。傷口はまだちょっと痛々しいので写らないように撮っておりますが、手術のためにお腹のあたりの毛を刈っているので、生え始めた新しい毛との段差がよくわかります。当たり前だけど、ちゃんとしましまに生えるんですね。

手術そのものは、隣の部屋のおばあさんとその親戚の方に全てお任せしました。親戚の方は家に7匹も猫を飼っていらっしゃるそうで、世話にも慣れているし、かかりつけの動物病院もあるそうなので。

で、みゃおぉさんの素性としては野良猫なのですが、松山市って猫の不妊・去勢手術に補助金を出しているんだそうですよ。飼い猫は2000円。そして野良猫だとオスは4000円、メスは8000円。県内で開業している動物病院で手術後、申請用紙に獣医師の証明を受けて、必要事項を記入して保健所に提出するという流れで、審査の後に補助金が振り込まれるということだそうで。

ただし、野良猫の場合は、手術をしたという識別ができるように、片方の耳の先端をV字にカットする(桜の花びらのように見えるので桜耳と呼ぶ人もいるとか)ことが必須なのだそうです。まあ確かに、何らかの形で手術済みだということが判らないと野良猫の場合は何度も保護されて何度も開腹されてしまう可能性もありますからねぇ。でも耳を切るのはちょっと痛そうで可哀想に思えます。

なので隣のおばあさん、その話を聞いた時、じゃあ8000円なんて要らない、全額払うからこの子の耳を切らないで!と訴えたそうで。なのでみゃおぉさんの耳は今までどおりの形を保っております。もうついでに飼い猫になってしまいなよ。

突然手術なんかされちゃって、さぞ怖い思いをしたんじゃないだろうかなあ、と頭を撫でてやりながら思うんですが、病院へもおとなしく連れて行かれたし、手術後迎えに行っても普段どおりに呑気な様子だったそうだし、お腹のあたりの毛が無いのもそこまで気にしている様子もなかったので、割とどうってことなかったのかもしれません。

ただ、不妊・去勢手術を受けた猫というのは個体によっては性格が変わるものが見られるらしく、みゃおぉさんも以前より少し甘えん坊になって以前より鳴くようになった気がします。大人のホルモンを分泌する器官が体から消えたことで子猫の感覚に戻ったのかもしれませんね。

また、手術を受けたことで、子宮や卵巣に関わる病気を回避できるため長生きできるようになるかもしれないというので、そこには期待したいですね。まずは術後の経過も元気そのものなので安心しております。

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