福山から尾道まで行って目指すは「Beer Bar a Clue」!ここのマスターは松山ビアフェスタを陰で支える功労者なんですぞ

福山で一丁さんのラーメンを食べた後、どこへ行こうかと迷ってはいたんですが、以前の出張滞在中に訪問するつもりで行きそびれたお店へ今度こそ行かねばなるまいと意志を固めて電車に乗りました。JRで福山から脱出して尾道へと向かいます。

各駅停車の電車で20分ほどすると尾道駅に到着します。意外と近いんですよね。そしてどちらも名の知れた広島県の都市ですが、雰囲気は全然違います。中規模ではあるが近代的な都市である福山に対して尾道は時が止まったかのようなレトロスペクティヴ街です。使い方合ってんのかな?この言葉。

余談ですが尾道はわたくしにとって、ちょっと特別な街なのです。中学校に入学する前の春休みに生まれて初めて一人旅をしたのですが、その時の行き先が高松と尾道だったのです。行き先と言っても、鉄道マニアだった兄の影響で、青春18きっぷを使ってほとんど汽車に乗りっぱなしの旅で途中下車をしたところというくらいの意味ですけど。それでも高松は立ち寄りたいところがあったので往復1時間半くらいは歩き回ったのですが、尾道の場合は電車を降りて駅前で40分くらい何するでもなく佇んだ程度。そんなので旅の行き先と言えるのか?という疑問はさておいて、それでも駅前にすぐ広がる尾道水道とプカリと浮かぶ向島、反対の山側には急な斜面にぎゅうぎゅうと立ち並ぶ家々、というこの地独特の景色に惚れたのは確かなのであります。

で、話は戻ってその尾道駅のホームに30数年ぶりに降り立って、駅前を東に歩いて古い商店街の中へ。店を畳んでしまった建物や歴史的に貴重な建物がアーケードの中に並んでおりまして、郵便局のあたりで一旦アーケードが途切れるので商店街終わりかなと思うところをそのまま突っ切ってアーケードの続きへ。再度の商店街に入ると間も無くの所にあるのが、今回訪れてみたかったお店「Beer Bar a Clue」です。

所在地は調べていたのにあまりにも商店街に溶け込み過ぎていたので、一発では見つけられず商店街の端まで歩いて引き返しまして、ようやく辿り着いたら嬉しさのあまり外観の写真を撮るのを忘れてしまいました。なのでお店の中の雰囲気画像から。

お店の名前で分かると思いますが、ビアバーです。美味しいビール、珍しいビールが飲めます。昼間っから?ええ当然昼間っから。ただし昼ビールができるのは日曜日の11時〜15時だけ。しかも日曜は各地のビアフェスタへ出張されるため臨時休業になることが多々あるそうです。わたくし何の疑いもなくふらっと訪ねてビールにありつけましたが、念のために電話で確認してから出かけた方が安心です。

日曜以外は17時〜25時の営業で木曜が定休だとのこと。一応ライヴの後は福山泊で翌日松山へという日程でしたが、この営業時間では日曜のライヴ前しか訪問できないので、何としてでも行こうと決めたわけなのですが。

軽く一杯だけ飲んで、次の目的地へと考えていたのに、美味しいビールと楽しい時間で予定を大幅に超えて長居してしまいました。居心地良すぎます。

居心地いいのはやはり、ここのマスターのお人柄のお陰かと思います。ビールに詳しいのはもちろんのこと、人当たり優しく説明してくださいますし、うんちく大好きで妙な敷居の高さを感じてしまうなんてことはありません。そしてマスターは単なる優しげなイケメンであるだけでなく、実はとてもエネルギッシュな方でして、秋に3年続いている尾道ビアフェスタの実行委員会を取り仕切るお方でもあるのです。

そして実は、松山ビアフェスタの言い出しっぺというか、第一回目の開催実現に向けて力強い後押しをしてくださった方でもあるのです。このマスターの働きかけが無ければ松山ビアフェスタは無かったかも。

さて、それで飲んだビールはというと。1杯目はアメリカのDiamond KnotというブルワリーのIndustrial RYEというもの。結構珍しいビールなのだそうです。ライ麦を使ったIPAなのだそうで、苦味の中にもライ麦独特のほのかな甘みが感じられます。

そしてもう1杯は、これは話のネタにというノリで注文してみたのですが、六甲ビールのカシスを使ったビール。

いわゆるフルーツ系ビールですが、お察しの通りカシスの味がします。これはなんともすごい。とにかく珍しいので気になる方は樽が空にならないうちに尾道へ行ってみましょー。

と今ひとつレポートになってんのかなってないのかわからない文章ですみません。必ずまた再訪してきちんと紹介しますからマスターお許しを!

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