早速ですが、あれ、済ませました。5年に1度のあれです。今ネット上で話題になっている、無防備に郵便受けへ頭出して突っ込まれている青い封筒のあれです。うちも例に漏れず頭出してました。
あれ、あれ、って何だ!はっきり言えと言われそうなので言いますと「国勢調査」です。この青い封筒、皆様のお宅にも届けられているのではないでしょうか。
この封筒の中身、調査票かと思いきや、IDとパスワードが印字されている書類が入っています。それと同封のパンフレットを読むと概要が見えてくるのですが、今回の国勢調査からインターネットでの回答が出来るようになったのだということです。
しかもそれ、お好きな方でどうぞ♡というスタンスではなく、あくまでも極力インターネット回答してねという強気な感じを受けました。ひとまずIDとパスワードを配布するから、9月20日までにインターネットでお願い、それが無理な人だけ調査員が調査票持っていくんで〜、というスタンス。人件費削減と効率化という意味では正しいやり方かなと思いますが、それにも増して攻めの姿勢を感じさせられましたね。
それで、先のパスワードの入った封筒が封もされずにポスティングという部分に若干のセキュリティ面での不安感も覚えたりはしたのですが、まあこれ、紙の調査票を手渡しであっても、調査員が中を見てプライバシーがどうこうっていう話もありますし、100%な方法は無いのでインターネット回答を試してみようかなと思ったわけです。
通常ならPCを使ってというところですが、やたらと「スマート国勢調査」というフレーズを掲げていたこともあったので、どうせ試すならとスマートフォン、いえ、に良く似たiPod touchで回答を始めることにしました。
今思えばBlog用にスクリーンショットを撮っておけばよかったなと思いますが、自分のプライバシーに関わることがポロッと漏れてもいけないので画像無しってことで通常運転な記事を読んで頂ければ幸いです。
まずはiPod touchでウェブブラウザアプリのSafariを開きます。iPhoneやiPadの方も同様です。Androidの方はChromeが良いそうですよ。それで、直接URLを打ち込めだそうです。
http://www.e-kokusei.go.jp/
なのですが、ここから直リンク貼ってしまうと、何かあったときに厄介なので止めておきます。
このURLを直接打ち込むというのは、入力ミスでフィッシングなどの偽装サイトへ飛んでしまうという可能性もあって危なっかしい方法だと言う人もいるのですが、だからって「国勢調査2015」で検索っ!とかいう説明でも、偽装サイトをトップに表示させる方法はあると思われますので、妥当な案内かなあと思います。
えー、それで、無事に国勢調査オンライン窓口のページへジャンプ出来たら、「回答する」ボタンをタップして、注意事項を読んでから「回答をはじめる」ボタンをタップして、調査対象者IDとパスワードを入力します。そしてログインボタンをタップ。
あとは質問の通り進んでいけばOK。名前を入力して、性別を入れて、世帯主との関係を選んで、みたいな感じでずんずんと進めていきます。割と、選択肢の中から当てはまるものを一つ選ぶ方式の質問が多いので、予想以上にサッサと片付いていく感じです。
いつも難関に思うのが、勤務先と業種と自分の仕事内容の欄。ここは選択でなく自由記入なので、それでもフリック入力でパパッと書き込めますが、その書き込む内容がこれで適切なのかということに悩みます。自分の仕事内容→社長じゃどうも違うみたいだったし。だいたい未だに自分の会社名を公式書類に書くのって馴染まない感じがするし(自分で命名したのに)。
で。見事最終問題まで突破。最後にパスワードを初期設定のものから自分のオリジナルのものに変更する画面が現れるので、自分で決めたものに変更して送信すればおしまい。
単身の世帯で10分程度、4人の世帯で20分程度とパンフレットには書かれていましたが、本当に10分もかからないくらいで終わらせることが出来ました。しかも寝そべってゴロゴロしながらですよ。これ革命きましたね。
さらに、こうしてインターネット回答を済ませておけば、今回の調査員訪問は省かれるわけです。忙しくて留守しがちなのに回収の日時とか聞かれてもなあ、とか、独り暮らし女子だからいきなりインターホン鳴らされても怖くて出たくないし、とか、そんな事情のある方なら積極的に利用したいシステムですよね。調査員さんの方も無駄足踏まなくて良くなりますし。
ま、人によっては、こんな面倒臭いの無視すればいいじゃんと言うかもしれませんが、何を隠そうわたくし、学生時代は社会学科で社会調査のゼミに籍を置いていて、実習やら卒論やらで国勢調査のデータにはお世話になっているもんでして。恩返しと後世の研究者の為にもスルーなんて出来ない訳なのですよ。
あと、アンケート調査員の仕事もアルバイトや契約社員でやったことがありますなあ。あれはなかなかに大変な仕事なのです。関わる方々のその苦労も解りますので。そんな気持ちもあって、これを読んで下さった皆様にも是非、国勢調査へのご協力をお願いしたく存じます。