ビール飲んで何か食って何か欲しい欲しい言ってるblogですこんばんは。って、あまりにもひどい言い草ですね。好きな音楽のことキャーキャー言ってるのもあるじゃないですか。ああ本当ですね、更にひどい。
じゃあ今日は、最近とんでもなくヘヴィローテーションで、ウォーキングのお供にガンガン聴きまくっている新たなお気に入りバンドをご紹介します。その名は「アルカラ」
このバンドの名前を初めて耳にしたのは去年のことでした。一昨年からお気に入りだった別のバンド、UNCHAINが松山にライブで来ていたことを当日知り、でもその日は体調が今ひとつな上にものすごく寒い日で、UNCHAINは少し前に広島でも見たから今回はいいかと断念したのです。その対バンがアルカラ、というか本来アルカラのツアーで対バンがUNCHAINだったのです(だから当日までライブの情報を知らなかったのですよ)。
そういうこともあって、アルカラ? 知らんなあ。ちょっと調べてみたけどあまりピンとこないなあ、という感じで名前だけ記憶にとどめてスルーしていたんですけど、最近になってYouTube三昧していたらオススメされて、ああ、あの対バンだったバンドかと聴き直してみたら、実はどストライクだったという結果に。
なのでもちろん思いますよね。
ちくしょー!あの時無理してでもライブ行っときゃよかった!!
それで、このアルカラなんですが、意外とバンド歴は長く、結成は2002年のベテランなのです。あんまり売れてない、のは事実なのですがそれはご本人たちの「インディーズを主体にやっていく」というスタンスを崩さないところに起因するようです。
出身地である神戸のライブハウスでの活動を長くやっていて、2010年に拠点を東京に移してからも、神戸に様々なバンドを集めて開催するネコフェスを主催するなど地元愛に溢れたバンドでもあります。
キャッチフレーズは「ロック界の奇行師」で、その名の通りというか、楽曲のメロディにしても歌詞にしても、どこか特異で複雑だったりひねくれていたり、何かのパロディだったり、そんなものから着想を得るのかと良い意味で呆れるほどだったり。
現在のところ全国流通のアルバム8枚と、ミニアルバムとかシングルとかインディーズ時代のものも含めて幾つかリリースしています。Apple MUSICに登録されていたので一通り全部聴いてみましたが、もう本当になぜ今まで聞いてなかったんだろうと悔やんでしまう作品ばかりでした。
直近のリリースではドラゴンボールZのエンディング曲「炒飯MUSIC」なんていう作品もあって、振れ幅が広すぎて、どれがTHE アルカラというべき核なのかがわからないくらいなのですが、へんてこなことをやってもカッコイイのが非常にズルいと言うか、羨ましい限りです。
何よりわたくし、ヴォーカル稲村太佑(いなむらたいすけ)さんがいつも首にかけているタンバリンが気になって気になって仕方ありません。あんなにタンバリンが衣装として似合う人って見たことないです。ものすごく様になっていてかっこいいです。YouTubeからPVを貼っていくので、タンバリンにも是非注目してください。
半径30cmの中を知らない
色々聴いた中でこれが楽曲もPVの撮り方も含め一番好きです。何度聴いても鳥肌が立ちますわ。
アブノーマルが足りない
これも非常に格好良いのと、意味がよく分からない展開のPVが面白くて好きです。ぎょっとするようなタイトルですが、アルカラの代表曲として一曲だけ挙げるならバランスの良いこの曲になるかもしれません。
トロピカルおばあちゃん〜ばーばばばぁ〜
これはややふざけ系な笑える曲、のはずなのですが変にカッコよくもあり、どういうわけか歌詞が重くて泣けてきそうにもなる不思議な曲。
夢見る少女でいたい。
こちらは割と初期の頃の曲なのですが、アラフォー世代だったらこのタイトルを見て、ん?どっかで聞いたような、と思われるんじゃないでしょうか。歌詞の中にもそこから引用した単語が隠されてあったりして、パロディというかオマージュというか。そんなことをしながらアレンジや演奏はかっこいいという。ちなみに他にも「振り向けば奴が蹴り上げる」とか「探し物は見つかりましたか」というような、んん?と思う曲もあります。
とりあえず4曲紹介しましたがどれもこれも同じバンドがやってんの?と思えるくらいの間口の広さと懐の深さで、怪人何面相なんだよ何変化するんだよと思うくらいの豊富なバリエーションですね。アルバムも1枚1枚雰囲気がかなり違っていて、どれと出会うかで好き嫌いも変わりそうな感じです。
ああ、もっと紹介したい!もっとPV貼りたい!
ということでまた続きやります。