では今日は、iPhoneSEを購入したもののSIMが無いからアクティベーションができないぜ、という話の続きに行きたいと思います。とか言って結局は2016年12月1日の記事と被るんですが。
しばらくはWiMAX2+のWi-Fiルーターも並行して持っているので、アクティベーションさえできれば後はWi-Fi運用で済ませられます。なので賢い方法としてはAmazonなどでアクティベーション用のSIMを購入するか、家族のスマホ等からSIMカードを借りて作業するという方法でも構わないようだったのですが、即日開通できるMVNO事業者と安いデータ通信契約をしてしまうのが色々手っ取り早いと考えました。
ちょっと通信費に無駄が出てしまいますが、それでもWiMAX2+のエリア外で、au LTEを利用する「ハイスピードプラスエリアモード」を利用して追加料金と通信量制限を気に病む代わりに、MVNOでの通信契約を保険に持っておくと考えればいいかと思ったわけです。
そして、12月1日の母のiPad用に契約したのと同じ理由+説明も聞いて仕組みも知って確認事項もすっ飛ばせるということで、同様にUQ mobileさんの「データ高速プラン」を契約しました。何より最低使用期間といういわゆる縛りが無いので。
この「データ高速プラン」は月額基本料が980円です。そしてデータ通信容量には月間最大3GBという制限が付いていますが、翌月繰越もあるので全く通信しなかった月の翌月は最大6GBまで利用できることになります。万が一その月間容量を超えてしまったら、月末まで200kbpsという使い物にならない速度にまで落とされますが、これもデータチャージサイトでデータ容量を追加購入するという金で全て解決する方法もあります。
また混雑回避のための3日間で6GBという制限もありますが、こちらは超えた翌日のみ制限ですし、よほど大量のデータ送受信や動画視聴三昧でもしなければ超えない数値ですので、さほど差し支えはないでしょう。
と、「超安いじゃん!俺のiPhoneもUQ mobileにしよう!」と思わせてしまう書き方になりましたが、巨大な落とし穴があります。
この「データ高速プラン」では音声通話はできません!
だから電話としての利用が出来ないのです。iPhoneであってもデータ通信専用端末として使う、それならOKです。
ただし厳密に言うと電話番号の割り当てはされていて、その番号宛てでSMS(ショートメール)の送受信は出来ます。なのでそれを利用して電話番号認証が必要なアプリやネットサービスは使えます。そうすれば音声通話回線が使えなくても無料通話アプリなんかで家族や友人などと音声通話をすること自体は可能ですよね。
というか、その程度ならそんなもの無くてもiPhoneユーザーにはApple IDを使ってFacetimeで、AndroidユーザーにはGoogleアカウントを使ってGoogleハングアウトで、Windows PCしか無い相手にもSkypeで音声通話は出来るのですけどね!
そんなの嫌だな、電話番号での通話も出来ないと困るな、という方には月額1680円で「データ高速+音声通話プラン」というのもありますし、無料通話も付いた「ぴったりプラン」「たっぷりプラン」というのも、キャンペーン適用期間なら(←ココ重要!)それぞれ月額1980円・2980円で用意されています。まあ、前者は1年縛り、後の2つは2年縛りなのでわたくしの眼中には無かったため、詳細は調べていません。
話は戻って、小一時間で契約手続きを全て済ませてUQ mobileさんでSIMカードを手に入れ、その上アクティベーション作業の大半も窓口の担当さんがして下さったので、持ち帰った後にOSアップデートをすれば完了という状態で手元に戻ってきました。
そして使い始めて2日目ですが、とは言っても殆どがWi-Fi圏内での利用なので(WiMAX2+ルーターも一緒に持ち歩いているし)使い勝手をどうこう批評できる段階ではありませんが、先ほど(20時半ごろ)通信速度をアプリで計測してみたら、下り66.21MbpsというMVNOにしてはなかなかの速度を叩き出していました。
宣伝文句では最大150Mbpsなので半分も出ていないということにはなりますが、MVNOは言うほど速度が出ないという噂はよく聞くので、それにしては頑張っている方じゃないかと思います。3GBの制限、月額使用料の価格、その辺は各自業者とも似たり寄ったりに思えますので、どうせなら早い速度で快適に使えるのがいいですね。
音声通話回線として保有しているPHSと、固定回線代わりにMacにも使用しているWiMAXとの兼ね合いで、もしかしたら短い付き合いになるかもしれませんが、しばらくUQ mobileさんのSIMにはiPhone SEの力強いパートナーとして助けてもらおうと思います。