3期目の確定申告を済ませてようやく知ったのだけど、今回は法人税を払わなくてもいいらしいぜ

決算処理はどうにか終わらせたものの、法人税の確定申告の方を放ったらかしにしていた、ちょっぴりおしゃまな経営者のわたくし。おしゃまの意味知りませんけど語感だけで言ってみました。

放ったらかしにしていた、というか延び延びになってしまったのはちゃんと理由があって、税務署の職員さんに「租税公課の部分の、いわゆる昨年の法人税と市県民法人税の領収書を持ってきて下さい」と言われたにもかかわらず、それがどこへ行ったかわからなくなったからでした。1期目のはクリアファイルに挟んで無造作に置いていたのに、2期目のはファイリングをするための仮ストック用ケースに入れていたとは。相変わらず整理整頓が下手くそです。

それで昨晩ようやく見つけたので、今日早速税務署へ出向いたのですが、拍子抜けするくらい早く処理できてしまって、市役所と県の地方局へも足を運んで全部済ませられたことに軽く驚いております。

何故早かったかというと、何度か書いておりますが3期目は赤字だったからです。赤字を出すなんてもう社長失格っ!とか凹んでいましたが、でもこうやって実際に経験してみて、世の中のカラクリが少し見えてきたりもしました。

で。まず決算の処理を終えるとその一年の収支によって法人税をいくら納付するかを計算します。利益が出ていると(黒字)その利益の金額に対して課税されるのですが、この時の計算で昨年度支払った法人税と地方法人税と市県民法人税の金額は差し引かれます。税金に対して課税するのはおかしいからです。そして、その差し引いた金額がマイナスになるならば(他にも細かいことはありますが大雑把に考えて)法人税は課税されません。

なので今年の弊社の法人税納付額は0円。だから計算も早い。

それともう一つ知ったことは(というか設立時にも聞いたはずなんですがすっかり忘れていた)その、昨年の税金分を差し引いた損失額は、青色申告をしているので来期へ繰越になります。だから次の決算まで頑張って、でもギリギリ黒字になったくらいの収益だったとしたら、次回の決算ではその繰越分を控除してみるとマイナスになってまたまた課税額0円となることもあるのです。これは青色申告をしている場合だけの特典なのだそうですが、メリットを感じる場合もあるでしょうね。

さて、納付額0円ということであっさり済んだ法人税の確定申告。今度はその書類を持って市役所と県の地方局へ。こちらも普段なら複雑な計算をしながら書類を埋めていくのですが、赤字ということで、均等割額のみの納付ということになりました。

法人市民税も法人県民税も、法人税割額と均等割額の2つに大きく分けられるのですが、法人税割額の方は法人税額が0円なので0円になってしまうんですね。もう一つの均等割額というのは、言うなれば籍を置いているだけで支払わねばならない税で、こちらは赤字でも黒字でも関係なく、資本金の額などによって必ず支払わねばならない額が決まっているそうです。ちなみに今回の弊社の場合ですと松山市には60000円。愛媛県には21400円でございます。

まあ、あの、弊社の場合は、わざと赤字にしちゃって法人税を免れちゃおうみたいなことは全然考えていないのですが、えーと、いや他所のことはどうでもいいや。今期は黒字を目指しますよ。やっぱり法人税を払ってでも、払えるくらいにならないと、企業の体力なくなっちゃいますからね。

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