いつもお世話になっている方に、今夜予定空けといてねと言われたので、呼ばれるまま指定の店へ行きました。そこを訪ねてみると、紹介したい人がいるからと、初めてお会いする方3名がいらっしゃるテーブルに案内されました。あー、判ってはいたけれど、苦手なはじめましての展開です。
でもまあ、「何飲む?ビールはハートランドがあるよ」の一声のおかげで、どうにか楽しい時間へのゲートをくぐることが出来ました。お酒の神様にはいつも助けて頂いています。
その場は、お世話になっている方が中心に、意気投合した人達で、6月に行う予定のライヴイベントの打ち合わせのための集まりでした。企画を練って、参加してもらえそうなアーティストに打診をして、そうしたら予想もしなかった地元では割と大物のアーティストが話に乗って下さって、でも当初思い描いていたコンセプトと若干イメージのズレがあるからそこをどうしよう、というような話し合いをされていました。
そこで、手元の資料に目をやってみると、なぜか舞台美術のところにわたくしの名前が書かれてある…。どういうことやこれー!と訴えかけましたが、つまりはそういう魂胆らしいのです。
すっぱり断るのが本当はいいのでしょうけど、日頃お世話になっているので、じりじりと下がりながら、「いや、舞台美術とか、出来るわけないし」「いや、こないだやってもらったじゃん。パワポで作ったあれ。ああいう映像をこういう素材で加工してもらって…」「いやいやいや、シロートですから。それ、こんな高いクオリティの人らと同列に並べてどうするんです」「えーだって他に頼める人いないし」「いるでしょ!ちゃんとしたものを作れる腕のある人に頼まなきゃ他の人に失礼ですよ」というような会話の末に、なんとか他の人に当たってもらうことにはなりました。が、断られて舞い戻ってくる可能性も高いなという予感もします。
結局その担当部分は現状形の上では断れましたが、それ以外の雑用手伝いは引き受ける流れになってしまいました。つい、万が一手は貸せなくなってもお金は出すからと酔った勢いで言ってしまったので、広告を出稿することにもなってしまいましたが、弊社まだまだ広告する必要なんてないのに(笑)。
初対面の方々にも「どんなことをなさっている会社なんですか?」と訪ねられましたが、結局その説明をするとなると、元々勤めていた会社の仕事を請け負っているだけの名ばかりの会社です、みたいなことしか言えないので、事実とは言えちょっと恥ずかしく思います。アイデンティティの確立されていない会社と社長。道は険しく長いけれど、今はまだしょうがないか。これから頑張っていきますよ。
おそらく売上には貢献できないような誘いではありますが、出来る範囲で勉強させて頂こうと思います。6月、なんかある。また詳しく話が固まってきたらご紹介させて頂きます。乞うご期待。