小豆島を楽しんだついでに豊島まで足を伸ばしまして、不意に出くわしたバスケットボールのゴール「勝者はいない」

ものすごい湿気を含んだ蒸し暑さで体がやられそうです。雨が降って涼しくなればいいのですが、そうならないのが辛いですね。しかも今の雨は前線の影響で、連休明けには台風16号による大雨も控えているらしいのでまた何処かで浸水や土砂災害などが起こらないか気になります。

なんだか今年は台風の直撃が多いなあという印象があります。それはまあ実際に自分がその影響をもろに受けた体験から来る錯覚かもしれませんが。

先日より長々と書き続けております、今月あたまの小豆島旅行なのですが、実は小豆島を2日間見て回った後、その隣にある豊島(てしま)へも立ち寄ったのでした。そして豊島を訪れた日が、ちょうど台風12号が夜あたりに中四国九州へ上陸するかもしれないということで、フェリーの欠航などの影響を受けちょっとした騒動に巻き込まれたのですよ。

出発前には台風9〜11号のトリプル台風が日本に接近して、今回の旅は実行できるか天候面でかなり不安はあったのですが、実際そのフェリーの欠航以外に影響は無く、例によって傘すら不要な旅になったのは運が良かったと思います。

さて、その豊島への旅は小豆島の土庄港でフェリーに乗るところから始まります。時刻表を見るとフェリーの便と高速艇の便があり、運賃と乗り場が違うので利用される際はご注意ください。また、土庄港を出ますと、豊島の二つの港、唐櫃(からと)港と家浦(いえうら)港を経由して岡山県の宇野港へ向かいます。豊島でどこへ行くかに応じて下船すべき港も変わりますので、事前に調べておくことをお勧めします。

わたくし達は行きたいスポットが多かった唐櫃港で降りることにしました。土庄からはフェリーで30分、480円でした。

下船後にコインロッカーへ大きな荷物を預け、唐櫃浜の方へと歩きました。フェリー着が9:10で、芸術祭作品の展示は早くても9:30オープンなので、のんびりと島を散歩するつもりでぶらぶらしておりました。すると不意に目に飛び込んできたのは、公園に佇むこのオブジェでした。オブジェというかバスケットボールのゴールですが、なんか違う。

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これはイオベット&ポンズというスペインのユニットによる「勝者はいない – マルチ・バスケットボール」という作品。普通は一つしかないゴールが6個もついてて並びもランダムです。

想像力をはたらかせて思い思いのルールで楽しむバスケットボール、というような注釈がついておりますが、確かに、各ゴールに違う点数をつけたり、順番にゴールさせないと点数にならなかったり、入れたら負けるゴールを1個だけ決めたり、同時にボールを2個投げて競ったり、などなど色々な遊び方ができますよね。

そして一つのシュートを決めても、このルールだったら勝ちだけど別のルールだったら負けになったり引き分けになったりと、なんとなくそういうことが「勝者はいない」というタイトルにつながるのかなと思ったり、世の中のあらゆることが実はこんな風に1個でなくたくさんのゴールがあるバスケットだったりするのかな、とか考えたりもしましたね。

友人と必死の形相でシュート合戦をして、しばし子供みたいにはしゃぎ合ってしまいました。あー、思わぬところでいい汗かいたな。

というところで、本当はもう一つ不意に出くわした作品とひとまとめにした記事にするつもりだったのですが、長くなったので独立させます。続きはまた後日。

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