通りすがりに偶然覗いてみることになった唐櫃美術館は海苔と縁が深い素敵空間だった

昨日の続きです。豊島の唐櫃港でフェリーを降りて、唐櫃浜の方へぶらぶら歩き、謎のバスケットゴールを見つけた後、我々は目的地を目指してさらに歩きました。「ああ、目的地はあそこね」とお気づきの方も多いと思いますが、今日はその前にもう一つ寄り道をしたところの話を。

島の少しさびれたような懐かしさを覚える風景を眺めながら、友人と一緒に歩いておりますと、何やら奇妙なものがズラリと並んでいるのを見つけました。あれ、何やろ?あれもアート作品か何かかなあ。そう言いながら近づいてみました。こういうもの達です。

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反対側にもずらーっ。

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そして横の建物には唐櫃美術館という看板が出ていました。なんだか気になります。と、そこへ少し先の道端に停めてあった軽トラの陰から、おじさんがこちらを見ながら近寄ってくるのでした。

「いやー、今日は台風が来る言うから閉めようかと思いよったんよ。風が強いんで2階は危ないから閉めとるんやけど、それでも構わんかったらどうぞ、入って、入って。」

と声をかけられたので、時間もあるし見学していくことにしました。

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実はここ「唐櫃美術館」。瀬戸内国際芸術祭の作品マップにも載っていないし、入場料も100円と他の作品より安かったので不思議に思っていたんですが、瀬戸内国際芸術祭とは直接関係が無い施設でした。

もともとは東日本大震災の復興関連のプロジェクトのようで、東北大学の学生さんを中心とした製作物や研究成果などが展示されていました。

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豊島の歴史や古い時代の生活の様子、島の産業などをわかりやすく展示していました。唐櫃浜の辺りは海に近いため当然漁業が盛んでした。魚を獲るだけではなく海苔の養殖なども多かったようです。そして、この唐櫃美術館の建物自体が、かつては海苔の加工場として使われていたものだということでした。

そして最初の、アート作品のように外へずらーっと並んでいる物の正体も教えていただきました。海苔の養殖をしていた頃に実際に使っていたアンカーなのだそうです。四角いネットを海の中に広げてその上で海苔を養殖するわけですが、広げたネットを流されないように海底に固定する、船で言うところの錨の役目をするものなのですね。

豊島を訪れて、ちょっと時間に余裕があるようでしたら、復興への後方支援もかねて是非とも立ち寄っていただきたいスポットですね。気まぐれで閉めることもあるようですがそこはご愛嬌で(なんせ目的地からの帰りに前を通ったら既に閉めてましたから)。何より入館して手にして頂きたいのが、唐櫃美術館オリジナルのチケット!

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チケットも海苔!食べられる、けど勿体ない!

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