すごいよシャトルシェフ！　という話でもしておきましょうかね今宵は。2月21日の記事に書きました通り、衝動的に買った真空保温調理器を恐る恐る使ってみました。最初に言っておきますが、これ、買って良かったどころではないのです。一家に一台必要だろ？なっ？なっ！レベルです。

友人知人みんな家に招待して、このシャトルシェフで作った料理を食ってもらって、みんなにシャトルシェフの良さを理解してもらって帰りに買ってもらいたいくらいです。

あ、それ何てマルチ商法（笑）。

さて、ちょっと特殊な鍋ですから、普通の鍋での調理のように何もかもテキトーというわけにはいかないのが難点なので、まだレシピブックを読みこなせていないうちに実践する一発目は簡単なものにしました。

白米のご飯を炊く。まずはこれから。お米を研いで吸水させて、内鍋の中へ入れます。水加減はお米３カップに対して３カップと５分の３カップ、つまり720ccですね。

そしてまずは中火で沸騰するまで熱して、沸騰したら弱火にして８分。火を止めて内鍋を外鍋にセットして蓋をしたら、あとは15分間放置。一旦蓋を開けてしゃもじでかき混ぜて再度15分程度蒸らせば出来上がり、だそうです。暗記した。

臨場感ありませんがこんな感じで炊けました。しかし、実はこれ少し失敗しています。いつも２合半のお米に押し麦を入れて炊いているのですが、その通りに研いで吸水させ始めてからシャトルシェフで炊くことを思いついたので、後で考えると水加減の計算が間違っていたようです。食べられなくはないですが、好みと違うやわらか飯になってしまいました。今度はレシピ通りにきっちり計って挑戦しようと思います。

そして実はわたくし、その押し麦入り２合半のご飯を、普段は土釜で炊いているのですよ。なのでそれに比べると味と風味は敵わないかなと思いました。シャトルシェフのほうが、「きちっとしたご飯」が炊けると思いますが、土釜だとお焦げも出来て、アバウトな素朴さが加味されるので、そういうのが好みな人には少し物足りないかも。でも昔使っていた、高級でない電気炊飯器で炊いたご飯に比べると、断然美味しいですよシャトルシェフご飯。

続いて別の日に２発目の料理に挑戦してみました。野菜ゴリゴリに入れまくったミネストローネであります。ミネストローネと呼んだので良いのかどうかわかりませんが、マギーブイヨンとトマトピューレを入れて煮込んだ野菜スープですよ。

材料を大雑把な賽の目切りにして、根菜的なものと水を内鍋に入れて火にかけて、沸いたら葉物的なものを足して、再び沸いたら中火で５分！

それで火を止めて内鍋を外鍋にイン。ここまでを13時ごろに行いました。そして外鍋の蓋をしてあとは放置。

夕食は19時半ごろだったでしょうか。ということは6.5時間ほど何もせず放ったらかしということになりますね。それでは食べてみようかとドキドキしながら蓋を開けてみました。

あんまり鮮明じゃない写真で美味しそうにも見えずすみません。だって、蓋を開けたら、もうもうと湯気が上がるんでレンズが曇るんですよ。

って、6時間半も放置しておいた鍋からこんなに湯気が上がるんかいっ！っていうところが、このシャトルシェフの凄まじさであります。火も電気も使わずに6時間半アツアツでいられるし、何より5分しか火にかけていないのにしっかり煮込まれているし。

例によって食べるのに夢中で（ふるまい汁だったのもありまして）具材にスッと箸が通るところとか、もうちょっと良さを伝える写真を撮ればよかったのですが、すみません。

でも今まで30分ぐらい弱火でグラグラ煮ていたスープとは味わいが全く違っていて、野菜自体の甘みが際立っている感じがしました。口触りも柔らかい感じです。

特にジャガイモなんかはすごく味が染みてホクホクとした柔らかさになっているのに、ほとんど煮崩れしていないのですよ。これは長時間煮立てるのではなくて、沸騰しないくらいの高温を保ってゆっくり加熱していくシャトルシェフならではの技ではないでしょうか。

鍋としてはちょっとお高いモノに感じられると思いますが（わたくしは9800円で購入しましたがAmazonとかならもっと安いはず）、火にかけている時間が普通の鍋で作る場合より５分の１くらいになっているので、２〜３年使えば元も取れるように思います。気になったら是非買ってみて下さい。なんでもっと早く手に入れなかったんだろう！とムキーッとなれること請け合い。

と、何のキックバックも無いのに力説してしまいました。そしてどうせなら豚の角煮とか作って力説したかったぜよ。