こんばんは。ものぐさママのお料理Blogです。嘘です。でもついにカタログギフト引換の圧力鍋が届いたので、昨日のシャトルシェフに続き今日は圧力鍋レポートです。ほんとに社用Blogなの?これ。
我が家にやってきたのはワンダーシェフというメーカーさんのorth(オース)というモデルの圧力鍋です。容量は4.0リットル。
あれ?この色…まあいいか。
カタログのグレードが割と良いものだったので、このorthというシリーズも、ワンダーシェフさんのラインナップでは上位のほうです。その値段の差がどんな違いに繋がるかと言うと、ひとつには圧力の強さが違ってくるのだそうです。
手頃な価格で買える圧力鍋はだいたい80kPaくらいの圧力なのだそうですが、このorthは約140kPaなのだそうですよ(ちなみにkPaはキロパスカルと読みます)。
鍋の中でより高い圧力がかけられる程、温度も高くできるので、調理時間が短くて済むのだとのこと。例えば付録のレシピブックによると、牛すね肉の赤ワイン煮の場合、普通の圧力鍋だと弱火で20分加熱のところ高圧タイプなら6分で良いのだそうです。こんなに差があるなんて驚きです。作る料理によって向き不向きもあるでしょうが、購入する時は値段だけでなく圧力の強さもチェックするのをお薦めします。
それと、このorthが良さそうと思ったのは開閉がし易そうなところでして。上から見るとこんな感じですが、中央にLOCKとOPENと書かれたグレーの部分がありますね。
ここのOPENボタンを押すと、蓋と本体の接合部がガシャッと外側に動いて蓋が外せるようになります。
よくある圧力鍋は鍋のふちに凹凸や切れ込みがあって、角度をずらして蓋をしてからねじるように回してロックする仕組みになっていますが、向きを気にせず蓋を置いてボタンひとつでしっかり密閉できるのは実際扱いやすいと感じました。
蓋の裏側は思ったよりシンプル。ゴムパッキンが内周に取り付けられているので、使用する時には忘れず装着しましょう。消耗品なので劣化した様子が見られるなら交換も必要です。
中はこんな感じの普通の鍋。2つの目盛りが刻まれていて、上のほうがこれ以上入れてはいけないという最大水位線、下のほうは膨張しやすい豆類や麺類を調理する時の最大量を示す線です。通常のステンレス鍋としても使えます。
それから付属品として蒸しすも入っていました。これを使えば蒸し料理もできます。カタログ注文の候補に二段蒸し器も考えていたのでこれは思わぬラッキー。蒸し用だけでなく落とし蓋代わりに使うこともできるそうです。
その他、圧力鍋を使った料理は一般的な鍋とは火加減や調理時間が違うので、適した作り方をまとめた80種類のレシピブックも付いておりました。それから、今回いただいたカタログギフトでは価格調整のためだと思われるミニフライパンとガラス蓋も付いておりましたが、こちらについては割愛します。ただ、ガラス蓋はあると便利なような気がします。
さて。ではこの圧力鍋でどんな料理を作ろうかと心は弾むわけですが、その前に、新品を初めて使う場合はきちんと機能するかどうか、下線部まで水だけを入れて沸かしてみよ、と取扱説明書に書いてあったので従いました。
実はですね、わたくし、もんのすごーーく臆病者なんです。なので初めての圧力鍋を火にかけながら、いちおう沸騰して、高圧になりすぎて、爆発して、死亡して、新聞に死亡記事が載るところまでは妄想しました。沸いたら弁がこう動く、それから蒸気がこう出る、という取扱説明書の記述を目で追いながら、冷蔵庫の影から眺めたり、流し台の下にかがんだりして鍋の様子を見るという、完全に腰が引けた有様になっていました。
なんとか、ピューッと音が鳴っても飛ばない、爆発しない、怖くない、ということは解ったので、レシピブックの中から白米のページを選びました。えーっ? でもやっぱり普段そんな凝った料理しないのにいきなり参鶏湯だのアクアパッツァだのに挑むのは無謀です。
ということで、シャトルシェフでのリトル失敗を省みず、またもや通常運転ダイヤの米2合半+押麦でセットします。
水加減も計算しました。圧力鍋レシピで驚いたのは、鍋炊きでは必須の30分以上吸水をしなくてもOKというところ。思いついたらすぐ炊けるってすごい!
蓋をしっかりロックしたら強火で加熱スタート。沸騰してくると、左側のフロート式安全装置が上がってきます。しかしまだまだ加熱を続けて、ここから鍋の中の圧力をさらに上昇させます。どうでもいいんですがこのフロート式安全装置って、たれ目で口が半笑いのグレーの顔した黄色い服の隠れキャラに見えるんですが…あなたきっと疲れてるのよ。
さらに圧力が高まると、圧力調整装置のてっぺんから蒸気が勢いよく出てきます。このタイミングから加圧調理時間開始。弱火にして2分!タイマーで計って火を止めます。
火を止めたら12分蒸らします。その間に、少しずつ冷めていって圧力も弱まり、安全に蓋を開けられるようになります。12分経ったら、ほい炊けた。
そして食べてみたのですが、んあー、これもほんのちょっとだけ好みと違う。美味しいは美味しいんですが。固めなのが好きなのに、圧力鍋も柔らかめになりました。やっぱり水加減の計算が間違っているのかなあ。
ただし、シャトルシェフでの柔らかめと圧力鍋での柔らかめはやや方向性が違った感じでして。女子が好きそうな言い回しで書くと圧力鍋で炊いたご飯は「もっちりした食感♡」という感じでしょうか。「あたしベーグルとか好きじゃないですかー♪」みたいな娘には受けそうなご飯だと思います。知らんがな。ちなみに吸水させて炊くとさらに粘りが出る感じになるそうです。うーむ、ますます理想から遠のく。
多分シャトルシェフも圧力鍋もステンレスなので、余計な水分を吸ってくれる土釜炊きよりは柔らかめになってしまうんだろうな、という推測もしております。なのでレギュラーの炊飯ギアとしては今まで通り土釜を使うと思いますが、吸水要らずの時短炊きギアとして圧力鍋炊飯も充分使えるなと思いました。
いやそれより豚の角煮とか早くマスターしろよ!どっちの鍋でもいいから!
最後に、シャトルシェフくんと圧力鍋orthくんのツーショットを載せておくので、ずっと気になっていた皆様は声を大にしてツッコミ入れて下さいね。
お前どんなけオレンジ好きやねん!! IYOTETSUかよっ!!