昨日の続きのような記事です。法務局にて履歴事項全部証明書と印鑑証明書を無事に手に入れたので、早速手続きのため窓口に向かいました。今回口座を開設するのは、ゆうちょ銀行です。実際に申込手続きをしてみてのあれこれを今日は書いておきます。
ちなみに、ゆうちょ銀行での口座開設だからとゆうちょ銀行松山支店(松山中央郵便局)へ出掛けましたが、近くの郵便局でも受け付けてくれるとのことです。
さて、ゆうちょ銀行で口座開設する時に必要なものは、ここのお知らせにもかかれてありますが以下の通りです。
- 法人の履歴事項全部証明書(原本)※1
- ご来店者の公的な本人確認書類(運転免許証・各種保険証等)
- ご来店者と法人の関係を証する書類(社員証等)※2
- 法人の印鑑証明書(原本)※1
- (主要)株主名簿または(主要)出資者名簿
- 次の書類のいずれか(設立後6か月以内の法人に限る)
・所轄税務署あての法人設立届出書(控)
・所轄税務署あての青色申告承認申請書(控)
・主たる事務所の建物登記簿謄本(現在事項証明書)(原本)※1 または主たる事務所の賃貸借契約書(原本)※1 発行日から6か月以内のものに限ります。 また、ご提出いただいた書類は、コピー(写し)をとらせていただきます。
※2 名刺は含まれません。
このうち1と4は法務局で発行してもらったものを提出しました。2は自分の運転免許証でOKでした。
3なのですが、社員証なんて無いし名刺じゃダメだと書いているしどうしよう…と思ったのですが、履歴事項全部証明書でわたくしが代表社員ということが確認できるし、免許証でわたくしが本人ということも確認できるので特に要らないとのことでした。
5も出資者名簿ったって資本金を出しているの自分だけだし…と迷ったのですが、ひとまず出資者名、金額、と見出しを入れて自分の1行だけで完結する表をMacのPagesで作り、出資者名簿とタイトルを付けて、プリントアウトした書類を用意しておきました。こんなので通るのかなと思いましたが事実これしかないので問題無く受け付けてくれました。
6は既に設立2年経っているので不要でした。まあ法人設立届出書の控えくらいはすぐ用意できるものなので問題無いですね。
そして、申し込み用紙に法人名や代表者の氏名、口座の利用目的などを記入して窓口に提出します。提出書類のコピーをとられたりあれこれ確認したりで待ち時間も長く、結局40分ほどは郵便局にいたかと思います。でも記入方法等は局員の方が丁寧に教えてくれたので、思ったよりはスムースに事が運びました。
通帳はいつの間にか3種類のデザインから選べるようになっていました。コーポレートカラーの緑がベースでベーシックなデザインのものが最も好きなのですが、個人名義の通帳がこれなので、一目で区別できるように黒い表紙のものを選びました。
それを選ぶとともに、キャッシュカードを使わず通帳と暗証番号だけでATM出金ができるようにするorしないの設定も選べます。個人口座では、必ず記帳できるので通帳で出金可能な設定にして重宝しているのですが、法人口座の場合だと個人より大きな金額を扱う事もあるから、キャッシュカード必須にしたほうがリスク管理面で良いかもしれません。さらにセキュリティを気にするなら、窓口での出金も、通帳と印鑑プラス暗証番号必須にするという設定も出来るそうです。
そして履歴事項全部証明書や印鑑証明書の原本は返してもらって、いろいろな手続きや確認事項が終わったのですが、ここで銀行等とは違う点が。
なんと通帳はこの場でもらえません。提出した(コピーをとった)必要書類は一旦預かりという形になって、四国ならば徳島にある「貯金事務センター」へ送られるのだそうです。そのセンターで通帳等が発行されて、届け出た住所へ郵送されるという流れになっているとのこと。その待ち時間およそ2週間。キャッシュカードを申し込んでいれば、それからさらに1週間。カードと初期設定の暗証番号通知が別々に郵送されるとのこと。ネットバンキングのゆうちょダイレクトも、それらが手元に届いてからオンライン上で申し込みます。
ということで、口座開設を申し込んでから実際に使えるようになるまではちょっと時間がかかるんです。これはシステム上仕方ないとはいえ、会社設立直後の最初の口座として考えている場合等には注意が必要ですね。
もうひとつの違い。普通の銀行なら開設時に口座へ入金するお金が必要ですけど、ゆうちょ銀行の場合残高0円からスタートでもOKのようで手続きの際にお金が一切要らなかったのが意外でした。
ではひとまず、何事もなく審査を通過して通帳が送られてくる事を2週間のんびりと待ちます。