午後から得意先事務所での仕事を黙々と片付けておりました。頼まれていた書類の作成をして、その後は次回イベントで使う公共施設の住所録をまとめたりしていました。これが結構厄介な作業で、かなり時間がかかるのでした。
その作業もある程度の目処がつき、ここまではなるべく早く仕上げておいて、という部分までは今日辿り着けました。あとはデータの不備がある部分を一つ一つ埋めていって(これが案外時間かかるのです)、最適なフォーマットに落とし込んでから出力すれば完成です。
先に進むのはまだ急がなくても良い感じなのですけれど、いかなるトラブルが起きても対応出来る時間を確保するために、出来る事は前倒し前倒しでやっていくのが得意先のやり方なので、わたくしも委託されている仕事に関しては、それに倣っています。得意先関係無い自社にだけ関わる仕事については、ご存知の通りです。
それで、作業を済ませて空いた時間はアルバイト募集についての方法を研究しておいてねという書き置きが残されていたので、いろいろと検索して情報を集めておりました。
今時の学生やフリーターの皆さんはスマートフォンなどで気軽にバイト情報を集めて応募している、ということは知っていましたが、実際にそういうシステムを、働く側でも雇用側でも使った事が無い、というのがわたくしの立ち位置です。なのでよく解らない事がたくさんあります。
それはつまり新卒入社から起業するまで、正社員一筋だったから?と思われるかもしれませんが、実は全く逆で、なんと38歳までアルバイトしかやったことが無かったのですよ。まあそういう個人的歩みは記事のネタとしては濃いめのものになるので、詳しくは他の機会に譲りますが。
それだけフリーター歴の長いわたくしですが、バイト情報はどうやって集めていたのだろうと、記憶を20年ほど遡ってみました。
大学時代、初めてやったアルバイトは一日限りの単発で、旅館にて布団を敷く仕事でした。これは当時大学のすぐ近くにあった、学生相談所のアルバイト斡旋所で紹介してもらいました。学生向けの短期バイトの求人がそこに掲示されるので、紹介状を貰って先方に電話連絡するという方法でした。大抵は早い者勝ちでしたね。
その後、レギュラーで週3〜5日働ける飲食店でのアルバイトに応募して、卒業まで4年間そこでお世話になりました。そこは高校時代から時々食べに行っていて、味も雰囲気も気に入っていたお店だったので、店頭の求人貼り紙を見て直接お願いしたらすぐ採用してもらえたのでした。
大学卒業後は、ひとまずコンビニでアルバイトを始めたのですが、これは一般向けの無料配布の求人誌を見てでした。よくある、バス停の傍などの専用ラックに置かれているものです。
そこから先は、書店員だったり、ミカン農家の手伝いだったり、観光案内の仕事だったり、と色々ですが、ハローワークでの紹介がほとんどでした。そしてフリーター生活にピリオドを打つ契約社員の仕事もハローワーク経由でした。
しかし、そうやって自分が慣れ親しんだ(?)ハローワークでは今度の短期アルバイトの求人を出すのは不向きだと思うのですよ。それはやはり、働く側と雇う側のニーズがマッチしないと思われますので。あそこは正社員や長期のパートタイマーを探している人が殆どですからね。
学生相談所の代わりとしては、現場近くの大学の学生課で求人票を掲示してもらう交渉は始めております。そして、無料求人誌に出稿料を支払うよりは今時のバイト求人サイトに掲載してもらうほうが断然効率的だよなあという考えに至り、ひたすら求人サイトクチコミ人気ランキングのようなものをチェックしまくってシステムを調べておりました。
スマートフォン対応の求人サイトは、掲載料を多く払うとグレードがアップして、検索でヒットしやすくなったり、表示される階層が多くなったりする仕組みが主流ですね。募集対象の地域によって変わりますが、掲載料は最低ランクで1週間あたり1万円〜3万円くらい。2週間以上の契約になると2倍ではなく1.5倍の料金に割引されるという感じのところが多いようです。
中には、応募が無ければ掲載料0円、応募が1件有るごとに料金がX円ずつアップし、最大料金がY円というようなシステムもあるようですが、「応募が無ければ余分なコストがかからず安心」なんて書いていましたけれど、サクラが応募して面接ドタキャンすれば大儲けじゃないですかー、と気づいたのは内緒ですよ。
クチコミの意見では、A社サイトはレイアウトが見にくいとか、B社は短期バイトは少なく飲食系やアパレル系に偏っているとか、C社はたくさん求人が掲示されているように見えて実際は同じ会社のものばかりとか、D社は掲載料がダントツに高いので募集を早期で止める企業が多く、結果的に良いバイト情報が集まらないサイトになっているとか、様々な情報が書かれてありました。改めてこういうものを読んでみると面白いですね。
さあ、これらのなかから吟味して、資料請求をして見積もり取って、と地道に選定作業をしていきます。万が一、うちに掲載しませんか?と仰る求人サイトの営業担当さんがいらっしゃいましたら、問い合わせのお電話を差し上げた際に「ああ、あのBlogの…」とボソッと言って下されば幸いです。