開封を忘れていた案内状で知る、所有していることさえ忘れていたVisa Touchの終了

今日は得意先での仕事が無い日だったので昼間は事務所で溜まっている自社業務をこなすつもりだったのですが、実家から急遽ヘルプ要請がかかり、あれこれと用事を手伝っていると日が暮れておりました。

頼まれた用事も重い荷物の買い物に付き合ったり、それを運び込んだり、家具の組み立てを頼まれたりとまあ、男冥利に尽きますよね(やけくそ)。

そういうあれこれに伴って必然的に掃除も行わなければならなくなり、これがまた手強い相手だったりもするのですが、そうして掃除魂が点火されたりすると、帰ってから自分の部屋の散らかり具合を見てさらに掃除魂は燃え広がったりするもので。

そして少しづつ不要な物を捨てようと散らかった物をひっくり返していますと、開封しないまま放置されていた、ゆっくりはがして内側をご覧下さいタイプの葉書が出て参りました。差出人は三菱UFJニコス株式会社。

三菱UFJニコスといえば、わたくしが関係する物はJALカードのみなので、引き落とし不能の督促でも届いてたのだろうかと不安になりましたが、開けてみるとなんてことはないお知らせでした。しかし、このお知らせを見るまで、そこに書かれていた内容の事は完全に忘れていましたよ。

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これがその葉書で、左側にお知らせの内容が書かれてあります。「Visa Touchのサービス終了に関するご案内」ということなのですが、大抵の人は「何だ?Visa Touchって?」という反応だと思いますし、わたくし自身も読んだ時は「そういや持ってたんだよなあ」というくらいの反応でありました。

でもよくよく記憶をたどれば、Visa Touch欲しさに当初国際ブランドをMasterにするつもりだったのをVisaに変更してもらった、という経緯を思い出しました。わー、そんなに欲しくて欲しくてたまらなかったものなのに、今や財布にも入れていないなんて。

先ほどの画像の右側の方、個人情報部分を隠すために葉書に乗せています黒ベースのカード、これがカード型のVisa Touchであります。たぶん見た事ない人のほうが多いと思います。コンビニの店員さんにさえも「初めて見ました」と幾度か言われましたし。

そもそもVisa Touchというのは何かと言うと、紐付けされたクレジットカードに請求が来る、ポストペイ型の電子マネーであります。先にチャージが必要なプリペイド型電子マネーのSuicaやwaonやnanacoではなく、QUICPayやPiTaPaのような感じです。

そしてその名前から想像がつく通り、Visaカードのサービスなのですが、海外では一切使えず国内のみしか使用出来ないのであります。しかもVisaカードでも、三菱UFJニコス、三菱東京UFJ-VISA、UCS、OMCカードくらいしか採用しなかったという、なかなか厳しい戦いを強いられた非接触決済サービスだったのです。おそらく日本でのVISAの総元締ともいえる存在の三井住友カードがNTTドコモと組んでiDを展開させたことも関係していると思われます。

そのため発行数も加盟店数もあまり伸びず、さらには全世界で展開されるようになったVisa payWaveという新サービスも開始され、そちらとは互換性も無いということでVisa Touchは風前の灯とならざるを得ない状況に。そして2013年には新規発行も停止、モバイル型(いわゆるおサイフなんとかですね)は一足先に2014年サービス終了。そしてわたくしのようにカード型を発行されているユーザーは、そのカードの有効期限が来たら更新カードは発行されずそのままサービス終了となるということなのです。

カード型の有効期限も最長が2016年6月までらしいので、わたくしの持っている2016年3月までのカードというのはしぶとい、いや長寿の部類でありますね。

しかしこれ、サークルKサンクスでもVisa Touchの取扱が既に終了している今、わたくしが知る限り利用出来るお店がローソンしかないのですが、ローソンも11月23日での取扱終了が決定しているのです。なのでそれ以降、有効期限を待たずに実質終了なんですよね。

それじゃあ最後の思い出に、このレアものVisa Touchを持ってローソンへ買い物に行ってみましょうかね。レジでの決済音がどんなものだったかも完璧に忘れてしまいましたし。

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