昨日の帰り道で買ってはみたものの、気分的にあまり乗らなかったので冷蔵庫で眠らせていたあいつを、今夜は優しく起こして飲んじゃいますぞっ！用意はいいか！

キリンビールがコンビニ限定で展開しているGRAND KIRINというシリーズがあります。330mlのややずんぐりとした小柄な瓶に詰められたビールなのですが、これも昨今のクラフトビールの流行に添ってかなりこだわりを入れた作り方をしているものばかりです。

そのシリーズの中で最近リリースされたものがこちらの「GRAND KIRIN GALAXY HOP SESSION IPA」であります。ラベル、かわいいっすね〜！

最近ってほんと最近、7/14（火）だったのですが、実はわたくし、その発売当日にこれを飲んでいたのですよ。しかも入荷したての深夜２時頃に。

その夜は着物の達人と一杯やって、その後家に帰ってからちょっと飲み足りない気がしてさらに飲んで、そこで収まらずコンビニへ買い出しに行って、なんだか見たことないビールだなと思って購入して、発売されたばかりの新作という事実も知らずに即グビプハー終了、と相成りました。味？…覚えてないっす、ではいけないので（※弊社としては別に構わないと思います）満を持しての再挑戦です。

こういう小瓶モノは、直飲みでもいいと思っていましたがグラスに注いでみました。色や香りも楽しむのならこうするほうがいいねと、今頃になって気づかされたわけです。教育の賜物ですね。

蛍光灯とiPod touchのカメラではシビアな色調整による比較対象にもなりませんが、思っていたよりも淡い色でした。影が映り込まないよう光の加減を考えてグラスを動かしていたら、丁度良いポジションがMacBook Proの上空になってしまって、手が震えながらの一枚です。

さてさて。注ぎながら感じたのはまず香り。これもけっこうフワーーーッと爽やかな香りが広がっていくタイプでした。甘くフルーティな感じもしますね。

そして口に含んで飲んでみますが、きましたよ、ガツンとした苦み！あ、香り違うのにビールらしいビールの味！って思いました。以前取り上げました「インドの青鬼」がそうでしたが、IPAは防腐剤代わりにホップたっぷりでしたよね。

でもその割には苦くて苦くてということもなく、喉越しはするっとして、勢い良くごくごく飲める感じの味だなと思いました。

しかし、ごくごく飲めるって思っても、ラベルのIPAという文字を思い出し、「いやいや、IPAのようなエールタイプのビールは、時間をかけてゆっくり飲むのが適してるんだから勿体ない」と思い直して、チビチビと飲みかけながら、この記事を書く為の参考になるサイトを検索していました。

えーと、そうしたら、とんでもない勘違いが判明したのですよ！

このビールの長い名前「GRAND KIRIN GALAXY HOP SESSION IPA」の中の「SESSION」ってなんだろうとちょっと気になってはいたんです。音楽用語のセッションのように、ギャラクシーホップがIPAと掛け合いをしたよ、くらいの意味かなと勝手に想像しておりましたが、全っ然違っていました。

たまたま見つけたこの「クラフトタイムズ」というサイトの記事が解りやすかったので引用させて頂きます。

一方、ビールのスタイルとして、「セッション」という表現がある。これは、ビール本来のスタイルを踏襲しながら、アルコール度数は低めに抑えて、飲みやすく、ドリンカビリティを上げたビールのこと。例えば、「セッションIPA」と言えば、IPA の“ホップの香りが鮮烈で、苦味が強く、アルコール度数は総じて高い”という特徴を踏まえつつ、ホップの香りは強め、アルコール度数を低めに設定して、ゴクゴクと喉を鳴らして飲めるようにアレンジしたスタイル。

あ、確かに「GRAND KIRIN GALAXY HOP SESSION IPA」のアルコール度数は4.5%とやや低め（日本の大手メーカーのビールとだいたい同じ）になっていますね。

ということは、IPAのようにゆったり飲むのではなくて、グイグイと飲んでしまうのが正しい楽しみ方ってことなんでしょうね。

そうなると、うわー、危険です、何が危険って、この味と香り、真夏の炎天下に昼間っからグイッと飲むのにあまりにも適している味だと思えるからです。なんという贅沢の極み。そんなことやってみたい！　昨年Twitter上で流行った「クールビズならぬビールクズ」にうってつけ！

しかしSESSION IPAとは、勉強になりました。今年の大人の夏休みは、ちょっとリッチにこれでいきましょう。