酒の席で着物の達人が届けてくれたものは、文楽のパンフレットでござった

以前にも書きましたが、知人に着物を着るのが好きだという男性がいて、時々仕事の関係で松山へいらっしゃるので、ご飯やお酒を共にしながら着物談義をしたり、着方を教わったりしています。あくまでも素人の趣味だとのことですが、わたくしからすれば着物の達人であります。

6月にその方がいらして、着物試着会をしたということを書いているのですが、実はその日その後で、(着物姿ではなく普段着に着替えてですが)昼食を取って街をぶらぶら歩き、古着の着物を扱っているお店を見て回ったりしたのでした。

そして、その際にとある店で、程度も良く寸法も丁度良さそうな着物を見つけて下さって、それがなんとたったの税込540円だったので、買ってみたりもしました。

それは着物の達人が、どうせなら和裁もかじって自分で多少の直しくらいは出来るようになりたいという希望を叶えるためでもありました。その為にわたくし540円出資して着物を預け、寸法を直してもらって自分に合う着物を手に入れるという、なんだかよくわからない棚ぼたな一着を手に入れたのでありました。でもまだ恥ずかしくてそれ着てお出掛けはしていませんが。

浴衣なら着方も解るし一人で着られるので、夏場に一度は着て出掛けるようにしていますが、普通の着物はまだよく理解できていないので、今度その着物の達人と一緒に出掛けるのが初になりそうです。ただし、その時は、件の¥540着物だと二人の格式が合わなくておかしいということで、先の試着会で用意してもらうことになったものを着る予定です。

で。前置きが長くなってしまいましたが、今日は着物の達人からの呼び出しがあって、酒の席をご一緒しました。今回は何の用事だ?と思っていると、これが届いたので渡しておこうと思って、と差し出されたのでありました。

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そうなんです。内子座で文楽の公演があって、それを着物姿で観に行こうという、いきなりハードルの高いことに挑戦させられるのであります。確かに粋なチョイスでありますが、着物で遠出も初、文楽を観るのも初。

それで、送られてきたこれは何かというと、漫画による演目の解説パンフレットと、床本でありました。え?つまり、これで予習しとけってことですかね?確かに予備知識も無くいきなりでは難しすぎるかも…。

全然知らなかったのですが、この内子座文楽という催しは、今度行く回が第19回目で、かなり人気が高いものなのだそうです。チケット代も7000円しますが、こうやって理解を深めるための資料を事前に送って下さったり関連事業で無料講演会を開いて下さったりもするので、むしろ良心的価格かもしれません。

思いがけず文楽に触れてみる機会を得られ、8月が俄然楽しみです。パンフレットの内容も頭に入れて、今からワクワクしておこうと思います。

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