ここ数日、地元松山で話題になっているのが、今年10月に東急ハンズの出店決定というニュース。いよてつ髙島屋本館の7階に約1900平方メートルの売り場面積で堂々オープンする事になったのだそうです。昨年の段階で出店自体は決まっていたのですが、一昨日の9日に具体的な正式発表があったとのことです。
東急ハンズは好きなお店で、旅先の渋谷や三宮や広島などで立ち寄って買い物をしたこともあります。なので出店は嬉しく思います、が、今挙げたのはどれもビル丸ごとハンズという規模のお店ばかりなので、デパートのワンフロアくらいではちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれません。
トラックマーケットでの出店があったから、おもしろグッズのお店のようなイメージで松山の人は捉えているかもしれませんが、木材や工具や画材を眺めてこそのハンズですよ!と個人的には思います。ま、とにかく10月が待ち遠しいですね。
ところで、このハンズの出店は目玉ではあるものの、本来はいよてつ高島屋の大規模リニューアルの一環なのだそうです。他のフロアも改装を控えているということですが、でもやっぱり本館7階は、市民サービスセンターやATMコーナーまでごそっとお引っ越ししなければいけないくらいの変貌なわけでして注目されますよね。
で、今の7階といえば紀伊國屋書店があるわけですが、この内のCD&DVD売り場が閉店してしまうということを、知り合いから昨日教わりました。
ふーん、それも時代の流れよなぁ、と聞いた時は思いましたが、その話には続きがありました。
「なので、閉店セールをやってて、50%OFFのCDとかDVDが山積みだよ」
な、なんだとー!! と夜中に声を荒げてしまいました。そして割と忙しかった本日の業務もこなして、夕方にお店を訪れたのです。おお、確かにワゴンの中に宝の山がどっさり。
ただし、やはり売れ筋商品や発売間もない商品、その他何かしらの理由がある商品は割引対象外となっていました。それらは壁側の棚に並べられていて、売り場の中央に数台集められているワゴンに並んでいる商品のみが割引の対象です。
具体名は挙げませんが、こんなバンド知らないなー、とか、あーこの人って昔人気あったけど最近何してんだろうねー、とか、いくらテレビで人気があるみたいだからってこんなに沢山は売れないでしょー、みたいな感じのCDを中心に、まだまだ盛り沢山の在庫状況でしたよ。
ところで、おそらくこういうのって、返品が効かない買い取り商品だから、半額でもいいから売っておきたいということでセールを行うんでしょうけれど、単体で見ると大赤字ですよね。
多分仕入原価は8割くらいのはずだから、3000円のCDを1枚販売して利益は600円からせいぜい3割の900円くらいのはず。それを1500円の値引で売ってしまうのですから。定価で売れれば手に入るはずの利益と同額くらいの損失を、1枚売るごとに増やしていくという恐ろしいことになっているのではないのでしょうかね。それでも3000円ごっそり損失にするよりはマシというのは解りますが。シビアな世界でありますよ。
そんなこんなで結局わたくし、久々に8タイトルも一気買い(しかもひとつは5枚組BOX)なんて散財をしてしまいました。閉店は6月30日なので早い者勝ちってことで、気になる方はお財布握って駆けつけてはいかがでしょうか。
…あれ?定額制ストリーミングの時代がやってくるとか言ってなかったっけ?