ここ数日、インターネット回線の調子が思わしくないので少し困っています。1時間ほどの動画ファイルをダウンロードするのに残り6時間などと表示が出て、そんなに時間かかるもんだっけ? と思いながら仕方なくやっていると、他のサイト検索やらメールやらも当然の事ながらやたら時間がかかるようになって、非常にイライラしてしまうのでした。
そもそも事務所はどのようなインターネット環境なのかといいますと、UQ WiMAXのモバイルルータを使用しているのです。U-Road 8000という機種とU-Road SS10という機種の2つを使っています。
なぜ2つなのかと言うと、元々は前者を1つだけ使っていまして、1年契約が満了する時に解約も視野に入れて考えていたのですが、丁度キャンペーンで機種変更が無料で出来るとのことだったので、一転して新機種にて更新したのです。その際に、通常なら古い機種はそのまま廃棄とするのですが、UQ WiMAXにはWiMAX追加機器オプションというのがあって、それを利用して2台を並行利用することにしたのです。
その内容は月々191円の追加で、2台の機器が使えるように出来るというものなのですが、注意しなければならないのは1つの回線で2台の機器を使い分けながら利用出来るというサービスであって、2台で2回線同時使用が出来るようになるものではないということです(その場合は別のWiMAX ファミ得パックを適用することになります)。
つまり、2台の機器があっても、片方を使うときは片方は使えない、というシチュエーションでもOKな場合のみ利用価値があります。自宅ではWiMAX搭載PCを使い、外ではスマートフォン+WiMAXモバイルルータを持ち出して使う場合、というような例が公式サイトのサービス概要には書かれてありましたが、あまり実用的ではありませんね。わたくしの場合は、1つめのモバイルルータの充電が切れてしまった時の為の予備としてもう片方を使えるようにと、適用させています。フル充電で2個合計18時間もバッテリーがもつのは心強いです。
しかし、話は戻りますが、事務所の辺りはどうも電波が入りづらいのか、最高のパフォーマンスは出せていないようです。良い時で7〜8Mbpsくらいしか出ていません。電波強度のインジケーターは中くらいを指していて、天気の良い時に窓際に置くとたまに強を示すくらいなのです。これだと動画ファイルのダウンロードなどは、こんなもんかもしれませんね。
ちなみに事務所には現在固定電話の回線はありません。会社を興す以前に、引いていた回線を節約のために解約したのです。それらをWiMAXに集約させたので1000円くらいは安くなったのですが、速度面でイライラしてしまうのなら、コストをかけて環境を整える、見直しの時期が来ているのかもしれません。
それが本当に、今ちょうどWiMAXについては一度じっくり考えなければいけないようなのです。UQ WiMAXは現在、WiMAX2+という新しいサービスへの切替を促す為に、史上最大のタダ替え大作戦なるものを展開しているのです。自分のところにもDMが届きました。
よく読んでみると、WiMAX2+に変更しても利用料は同じ月額、速度は下り最大110Mbpsにパワーアップ、速度制限無し、といい事尽くめなのです。ですがやっぱり、速度制限無しについては、使い方によっては制限が生じたり、本来は月間7GBの制限があるのだけれど最大25ヶ月間は制限しないという条件付きの制限無しだったり、直近3日間合計で1GBという制限も今年4月から付く対象になる可能性があるという但書があったりと、やはりいい事だけではなさそうでした。
特に個人的には、UQ Flatといういわゆる契約期間の縛りがあるプランの最低契約期間が1年だったものが、WiMAX2+へ移行とともに最低2年に変更されているのが痛いですね。
じゃあ2+にせず、そのまま現行のWiMAXのままでいいじゃん、とも思うのですが、実はこの春から順次下り速度が最大40Mbpsから13.3Mbpsへと減少され、2017年頃には停波することになっているのだそうです。いろいろな事情があるようです。
結局のところWiMAXは、消費者としては2年間様子見といったところなのかもしれません。もちろんサービス面のさらなる充実に期待したいところではありますが。ただ、2年経つと新しい技術だって出てきますよね。もう少し先を見ながら情報を集めて、どうするか検討したいと思います。ちょうど今月が更新月(解除料がかからない月)でもありますので。