今日はちょっと前に気づいてから気になっていた、過去記事の訂正をしておこうと思います。間違い自体は小さなことなのですが、そこを軸にしたことを書いているので、土台が揺らいだりして全面的に書き直した方がいいのかも、という気持ちにもなりながら書き始めています。

問題の記事は2015年4月15日のもので、JALマイルを貯めることだけに注目したファミリーマートでの買い物お作法のような話です。これ、これまで自分が書いた中では結構読んでくださる方が多い人気記事で、だからこそ間違ったことを書いたまま放っておくのは許されないと思いました。

そして訂正のために読み返してみたら、当時も苦心したんですが、自分で書いておきながら非常に解りにくい文章だなあと思いました。実際にシステムが複雑で解りにくいので仕方ない部分もありますが、今まで我慢して読んでくださって本当にありがとうございます。

さて、本題に入りまして、その記事に描かれている、訂正が必要な内容についてです。文中のこの部分に誤りがありました。

利用額200円ごとにマイルが貯まるので、199円以下の端数はその都度切り捨てになるのです。これはJALカードでもWAONでも同じです。

どこが間違いか？　実は、JALカードでのショッピングでは199円以下の端数は切り捨てではありませんでした。10の位で四捨五入なんだそうです。WAONの場合は正しいのですがJALカードでの決済の場合は間違った記述となります。

なので、この文に続いて「120円のおにぎり１個の場合は0マイル」ということが書かれているのも間違ってはいないのですが、もし150円のおにぎりだった場合はJALカード決済ならば1マイル積算されます（WAON決済だった場合は0マイルです）。

※訂正をした部分も間違っていたので再訂正しました。

実はこれ、この記事にコメントを下さった方がいて、その文をよく読めばそれを示唆することも書かれていたのですが、当時の自分には理解が追いついていませんでした。最近になってANAアメリカンエキスプレスカードを作った際にマイル付与のルールを再確認していて、偶然JALカードの独特な形式が判明したのです。自分でも本当に驚きました。

JALカードのサイト内に、JALカード決済で付与されたショッピングマイル明細が見られるMy JAL CARDというサービスがあるので、そこで実際に確認してみました。現在はショッピングマイル・プレミアムに入会しているので、200円で1マイル付与のレートが100円で1マイル付与されるように優遇されているのですが…。

青枠をご覧下さい。対象金額の列の1177は買い物した金額です。その右の赤い文字は飛ばして、基本マイルの列を見ると12マイルとなっていますね。ここが一般的なカードだと100円で1マイルなら11マイルになるはずなのですが、端数が77円なので切り上げになって12マイル付与されています。下段のオレンジ枠では821円の買い物で、21円の端数は切り捨てされて8マイルの付与です。やはり「10の位で四捨五入」という噂は本当のようです。

ちなみにファミリーマートはJALカード特約店なので、基本マイルの隣の行の特約店欄にも同じマイル数が加算され、マイル計の列の通りに倍付けされるというわけなのですが、四捨五入のカラクリで2マイルもおまけになるのは嬉しいですね。

ということで、ひとまず。

JALカードは199円（ショッピングマイル・プレミアム会員の場合は99円）以下の端数は切り捨て、という部分は2017年2月現在、誤りでしたことをここに訂正しお詫び申し上げます。ご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした。

ちょっと長くなるので一旦切りますが、じゃあファミリーマートでの買い物でJALマイルを無駄なく貯めるにはどうすればいいのよ、ということについてはきちんと整理して改めて書きたいと思います。

 

※2017年2月24日追記

さらに細かく言うと、10の位で四捨五入というのも厳密には正確でありませんでして、JALのウェブサイトの記述によればこういう規定になっているようです。

ショッピングマイルまたはショッピングポイントは、加盟店でのカードのご利用1回ごとの売上金額を200（CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナ、JALカード navi、JAL CLUB ESTおよびJALカードショッピングマイル・プレミアムにご入会の場合は100）で除した数の小数点第一位を四捨五入して算出します。加盟店が特約店の場合には、同様に算出したマイルあるいはポイントに2を乗じます。

重ね重ねの訂正申し訳ございません。