音楽つながりの皆さんが主催する偲ぶ会に参加させてもらって懐かしい歌に涙する春のお彼岸

友人に誘われて今日はSING OUTというお店へ少しの時間顔を出しました。ライブ演奏もできるワンショットバーです。場所は三番町5丁目。以前お世話になっていたブルーマーブルというお店の地下、Seedというライブスペースの向かい側です。先日亡くなった林ひろひこさんが毎週歌われていたお店でもあります。

訃報の後で、告別式とは別に歌って歓談しての偲ぶ会を開く計画を立てているという話は耳にしていました。わたくし自身は林さんとお付き合いがあったとはいえ、こちらのお店へ行くことは今まで1、2回くらいしかなくて、偲ぶためとはいえそういう場所へ出かけるのはちょっと気後れしていました。そこにありがたいお誘い。時間を調整して、一緒に参加させてもらいました。

お店では常連の方々などが林さんとの思い出を話しながら、思い思いに演奏を披露していました。古い時代の洋楽が主でしたが、それらのイントロを聞いて、どの曲か瞬時に判り、歌い出したら一緒に英語の歌詞を口ずさめるというのは、やっぱり林さんと一緒に過ごした時間から教わった賜物なんだよなあと思いました。

そしていろんな人たちの熱い演奏を聞いて、こんなに長くお付き合いがあったのに、どうせならきちんと一からギターの弾き方でも教わっていればよかったなあ、なんてことも思いました。我流で覚えた下手くそなコード弾きの弾き語りを趣味でやっていた時期もありましたけど、確かその頃に林さんは、最初に音階を覚えた、ひたすらドレミファソラシドをいろんなフレットで練習した、コードはそれを覚えた後だった、と仰っていたなあ、ということも思い出しました。ずっと埃をかぶっているギターケース。そろそろ引っ張り出してみようかなあ。

告別式に偲ぶ会にと出席して。そろそろ気持ちの整理をつけて前を向いていかなきゃ、とか考えますが、整理はついたようでもあり、まだまだ実感がないような感覚もあり、なかなか難しいものです。

ただ昨日済ませた祖母の三回忌も、悲しむという気持ちより仏事として淡々とこなしている自分に改めて気がついて、やっぱり時間が経つことで自然と処理できるようになるんだなと思ったりしたので、今日のことも懐かしい思い出の一つになっていくのでしょう。

林さんを通じて知りあった友人たちとの仲を良い状態に保ち続けたり、時折ギターを弾いてみたり、楽しかったことを思い出したりしながら自分の人生を楽しんでいくのが供養になるのかなと思いながらお店を後にしました。SING OUTさんにも今後、時々立ち寄れたらいいなあと思っています。

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