折角の休日を外に出かけもせずゴロゴロと過ごした仲間の皆さんこんばんは! やー、ほんとびっくりするほどあっという間の一日でした。ああ、何やってんだろ。でもこういう日だって必要なのです。充電できればそれでいい。
昨日の夜に何かのはずみでふと「象印クイズ ヒントでピント」の動画を見てしまい、その続きで「連想ゲーム」「クイズダービー」「カルトQ」と昔のクイズ番組ばかりが連続再生されて見入ってしまいました。
そしてその「カルトQ」の出演者の中に、「アメリカ横断ウルトラクイズ」で見たことがある方がいらっしゃるのを発見し、検索したらその方と同じ回のアメリカ横断ウルトラクイズに出場した方が思い出を綴っているblogを発見して読み耽ってしまいました。
寝落ちを挟んで起きてからも続けて全部読み切ってしまい、その勢いで「アメリカ横断ウルトラクイズ」の動画をYouTubeで見始めて、今もまだ止まりません。誰か止めて。
若い人はご存知ないと思いますが、アメリカ横断ウルトラクイズというのは日本テレビ系で1977年に始まったクイズ番組で、後楽園球場(東京ドーム)の○×クイズに始まり、アメリカ大陸を横断しながら各地でクイズを行い、負けたら即刻帰国でメンバーを絞りながらニューヨーク決戦でチャンピオンを決めるというものです。それまでのクイズ番組といえばスタジオで収録して優勝すれば海外旅行をプレゼントというスタイルが定番だったのですが、それと全く逆の発想で旅をしながらクイズで戦っていくのに独特の魅力がありました。
回によってはアメリカ合衆国横断だけでなく南米まで縦断したりオーストラリア・ニュージーランドへ迂回したり、ニューヨークを通り過ぎてパリで決勝を行ったこともありますが、年に一度のスペシャル番組として1992年の第16回まで続いていました。その後日本テレビ開局45周年記念として一度だけ復活したのですが、それを最後に姿を消してしまいました。
わたくし自身もアメリカ横断ウルトラクイズの魅力にとりつかれた一人で、小学生の時に初めて見てから毎年の楽しみになり、応募できる18歳になってからの14〜16回には東京ドームの第一次予選に参加してすぐ敗退して帰ったものでした。
ところがですね。昨晩その出場された方のblogを読み耽るまで、自分がそれほどまでに入れ込んでいたアメリカ横断ウルトラクイズのことをすっかり忘れているのに、自分でも驚いたのですよ。大学生の頃の「生きがい」だったのに。いや、本当に冗談じゃなく自分の中から抜け落ちていました。
出場した方のblogによると、一緒にクイズで戦いながらアメリカを旅した仲間たちとは30年近く経った今でも月一で集まったりするほど交流があり、その中にはテレビの視聴者参加型クイズ番組がほとんど無くなった現在でもクイズと関わっている方も多くいるようでした。
それほどまで情熱を傾け続けている人もいれば、一方でわたくしのように、あっさり投げ出してしまった人間もいる。あの頃だったら簡単に閃いていたクイズの答えだって、動画を見返しても全く頭に浮かばないくらい綺麗さっぱり忘れている。人生なんて人それぞれ比べてどうこうじゃないけど、自分のかつての情熱は自分にとって一体何だったんだ?何か役に立ってんのか?そして今お前は何やってんだ?というような気持ちで一杯になって、なんか周りが次々に勝ち抜けていく中取り残されて焦る敗者すれすれの挑戦者のような気分になっております。
いやいや、そんなに沈まなくてもOK。全ての試合を一抜けしなくてもいいんだぜ、みたいな感じで慰めておりますが、そういう処世術は学生の頃にクイズの研究を通して学んだことでした。あ、ちゃんとかつての情熱は役に立ってるわ。
今はテレビも持ってないし新聞も取っていないので新しい情報をバランス良く仕入れられていないし、加齢とともに記憶力も衰え反射神経も鈍っていますが、またちょっと早押しクイズなんかを真剣にやってみたいなあと、ぼんやり考えたりもしました。すっぱり足を洗ったつもりでも、やっぱり興奮するし面白いし楽しいですから。
アメリカ横断ウルトラクイズの過去の映像を見ながら、他にもあらゆることを考えさせられたのですが、長くなるので追々書くか、消化して仕事に活かしましょう。よし充電完了!
(YouTube動画は著作権のなんたらで面倒になったらいかんのであえて貼りませんが、今なら検索するとマニア垂涎お宝映像がザクザク出るのでお試しください)