2日目で躓いたからって諦めない。そう、何度だってやり直せばいいとシカオちゃんだって歌ってたじゃないか。などと大げさに言うようなことでもないのですが、昨日今日とどうにか弁当作りには成功しております。
さて。弁当といえば、一緒に持って行く必需品がありますよね?
はーい!はーい!お箸ー!
(段取りと違うツッコミが入ったのでムッとした表情で)そうです、水筒ですね。
わたくし、小学生の頃とかはそうではありませんでしたが、いつしか水筒が嫌いな青年になっておりました。多分、缶やペットボトルのドリンクが何処ででも手軽に買えるようになった頃からです。わざわざ家からお茶なんかを持ってくるなんて荷物になるし、そんなものより(甘味料や添加物たっぷりの)ジュースとかが最高に美味しいじゃん、とか考えていたのです。
そして、それよりもさらに嫌だったのが、飲み干して空っぽになった水筒を帰るまでずっと持ち歩かねばならないこと。往路の満タン状態ならまだしも、なんで疲れて帰ってるのにこんなものを鞄に入れて重くしているのだ?捨ててしまいたい、と理不尽な悩みを抱いていたのです。
なのでフリーター生活で極貧になっても、休憩時間にペットボトルのお茶を買うという癖がなかなか抜けませんでした。ちなみにこれは「お金が貯まらない人の行動」として稼ぐ方法セミナーみたいなのでよく挙げられます。個人的には稼ぐ方法セミナーみたいなのに参加費を払うのも挙げていいんじゃないかと思ってますが。
いや、そんなことはどうでもよくて、でもさすがに毎日毎日自販機でお茶を買うなんて勿体無いよなあとようやく切実に感じ始めた頃、自販機で買わずにスーパーの特売で買っておいて持参→家で麦茶を沸かして空いたペットボトルに詰める、というようにスローダウンしながらようやく水筒を買う決心をしたのでした。
その時は、どうせなら質もデザインも機能性も良いものを奮発して買おうとかなり真剣に下調べをしました。多少高くても1ヶ月も使えば、その分のペットボトルのお茶代で元が取れるという計算でしたから。
それで選んだのがサーモスというメーカーのケータイマグボトルというもの。割とスリムな形状で、重さもそれほどでもないのに、保温性が抜群に良い製品でした。今はだいぶ値下がりしていますが、当時は確か定価で5000円くらいするもので、それがうまい具合に半額セールと重なって、即決で手に入れたのでした。色もカシスという赤ワインのような深みのある赤で、非常に気に入っております。
使い続けてもうかれこれ7〜8年が経つのですが、今回久々の弁当生活というので棚から引っ張り出してみたところ、ちょっとした異変が。
画像を載せるのは憚られましたが、蓋の部分のゴムパッキン部分にどうやら黒いカビのようなものが付着していました。洗っても漂白剤に浸けてみても取れません。
ちょっと気持ち悪いなあ、とうとうこの水筒も寿命でお別れなのかなあ、と思ってしまったのですが、いろいろ調べていると何とも簡単な解決策が見つかったのです。
本体はそのままでパッキンだけ交換する。
そりゃまあ確かにそうなんですが、サーモスオンラインショップで簡単にパッキンなどの交換用部品が注文できるようになっているんですね。
ちなみに本体の方はかなりしっかりと作られているので、大事に使えば半永久的に使えるくらいの品質なんだそうですよ。真空二重構造なので、ぶつけたり凹ませたりして、真空状態が保てなくなってしまうとダメですけど。
そこで早速、注文すべく型番で検索しました。するとパッキンのセットは在庫切れのため注文できなかったのですが、パッキンも込みの「せんユニット」なら注文可能。つまりフタ部分丸ごと新品に替えるということですね。300円程度高くなってしまうので迷いましたが、よく見るとパッキンをはめ込む部分や飲み口も結構汚れていたので、それでいいやとカートに入れて決済しました。送料も全国一律350円と良心的。
そして2日後には届きました。こんな感じです。
これでまた当分の間、気持ち良く愛用の水筒が使えます。なんて便利なシステム。
保温性能が格段に落ちたということなら本体ごと買い替えが必要になりそうですが、パッキンや飲み口が破損したり汚れが気になったりするだけなら、こんな風に使い続ける方法もありますよ。おそらくサーモスさん以外のメーカーでも同様の取り扱いはあると思いますので調べてみてくださいね。
というか、せんユニットの注意書きにこんなことが書かれてありました。せんユニットは消耗品です。1年を目安にご確認ください、だそうですよ。それは知らなかった!もっとマメに交換しなければ。