夏頃に昔のバイト仲間であるお友達に、暑中見舞いがてら小包を送ったのです。今は千葉に住んでいるので、愛媛産のみかんジュースとか、はだか麦の麦茶とかを詰め込んで、懐かしんでもらおうと。そしたら千葉からのお返しです、って同じ箱にあれこれ詰め込んだものが届きました。
千葉の銘菓らしきピーナッツ饅頭やピーナッツ最中、などが入っていたその中で、最も大きくてメインの品物なんだろうなあと思われたのが、この箱でした。
へえ、こんなのも千葉の特産なのかー、と思いながらパッケージを見ると製造者は大阪、販売者は東京。…千葉関係ないやん!
添えられた手紙を読むと、愛媛のものを贈ってくれたお礼に、千葉らしいものを探していたのですが、喜んでもらえそうと思ったものを選んでいたら「千葉関係ないやん!」って感じになってしまいました、とのこと。なんだやっぱりそうか。けど、それはそれで嬉しいです。
でもそれが届いたのが、夏の出張間際の頃で、お菓子なんかはすぐにいただいたのですが、このぬか漬けキットは時間がかかったりするのかなと考えて、ひとまず出張から帰ってから試そうと思ってそのまま置いておいたのです。そしてただひたすらそのまま。せっかく貰ったのに申し訳ない。
そして最近になって「しまった!すっかり忘れていた!」と思い出し、賞味期限を確認したらまだまだ余裕だったので、説明書を読んで挑戦することにしました。
箱を開けますと、こんな容器が入っています。アラフォーならレディボーデンを思い出すような形状ですね。アラサーならケンタッキーのパーティーバーレルでしょうか。
この容器の中には、ジッパー付きのビニール袋に封印されたぬかがゴロンと入っています。密閉されているのでガチンガチンに固まっています。
同封の説明書の手順通りに、ぬかの入った袋を開封して、水を250cc加え、よく揉みほぐします。適度に吸水してくれるまでは、とんでもなく固いので、揉みほぐすったって手が痛くて疲れてしまいます。ゆっくりゆっくりと、水を含んで少しづつ塊が崩れていくのを待ちながら、ぬかをぐちょぐちょ状態にしていきます。ジッパー付き袋だから手も汚れないのが助かりますね。10分ぐらい揉み続けてこんな感じになりました。
それでは、漬ける食材を準備します。説明書には例としてキュウリとナスの漬け方が載っていますので、無難にキュウリで始めたいと思います。
両端を切り落とし、ヘタの近くの固い皮をむいてアクが出ないようにします。そして半分の長さに切って、表面に塩を振り、手で軽くしごくようにして全体に塩をなじませるという下ごしらえをしておきます。
そこまで出来たら、すぐにぬか床へ漬け込みます。
はい、さっきの画像と同じように見えますが、この中にはキュウリが埋め込み済です。あとはジッパーで袋の口を閉じて、冷蔵庫に保管。そして2〜4日待つだけです。
で。
本日開封。ぬか床から取り出してみました。見た目は市販のぬか漬けと変わりませんね。上手く漬かっているかな?
びっくりした!美味い!美味いわこれ!本当に生まれて初めて漬けたぬか漬けか?これは。
キュウリを取り出したぬかの袋は、4〜5回くらいは再利用できるそうなので、次はナスを試してみようかなと思います。説明書によると他にも、水ナス、オクラ、瓜、山芋なんかもオススメだし、変り種としては豆腐、ゆで卵、アボカド、りんご、しいたけ、エリンギ、枝豆、アスパラ、プチトマト、なんてのも可能だとのことです。どれを試してみようかな。迷いますね。
こんなに簡単にぬか漬けが作れるのなら、しばらくぬか漬け作りにハマりそうです。むしろ自分がぬか漬けられそうです。