ようやく手にしたヤバイTシャツ屋さんのメジャーデビュー1st.ALBUM「We love Tank-top」を聴いて大興奮大感激!

葛根湯から麻黄湯にチェンジして対抗しておりましたが、もうこれは先手必勝の域を超えそうだなと思ったので今日は病院へ行き風邪薬を処方してもらいました。愛する抗生剤メイアクトちゃん、頑張って。わたくしは寝るだけです。

さて、留守したり寝込んだりでなかなかいいタイミングで受け取れなかったのですが、やっと今日、タワーレコードから届いたCDを開封しました。

ばばーん!このblogでも何度か取り上げている大阪のバンド「ヤバイTシャツ屋さん」のメジャーデビューアルバム「We love Tank-top」でございます。

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購入したのは今年8月12日に大阪・心斎橋BIG CATで行われたワンマンライブ「まだ早い。」のライヴ映像DVDが付いた初回限定盤です。愛に満ち溢れたスリーブケース仕様が可愛い。

でも本当はヴィレッジ・ヴァンガード限定盤が欲しかったんですよね。タンクトップ(カラーは白・Lサイズのみ)が付いていてヤバイだけに881セット限定というトンデモな代物なのですけど、これ予約開始日にオンラインショップは即完売、一部取り扱い店舗も夜中0時過ぎまで予約電話がひっきりなしに鳴ったらしくほぼ即日完売。何より松山にだってヴィレヴァンあるのに取り扱いなしってのが辛いところです。

ま、それは仕方がないとして(どうせタンクトップ着ないし)、行けなかった初ワンマンライブがDVDで楽しめただけでも充分です。そして、YouTubeで細切れに聴いていた何曲かが、ひとかたまりの流れとしてしっかり楽しめるのが嬉しいです。フルアルバムで13曲も入っているのに42分ほどにまとめているのも聴きやすくて良いです。

アルバムのオープニング曲「We love Tank-top」がなぜか、本人たちじゃない人たちが歌うミュージカル風の曲で唖然としましたが、これはDVD収録のワンマンライブでのオープニングと同じ演出で、「ああ、こういうことなんだ!」というのが判るだけでも初回盤を買う意味がありましたね。こういう展開は大好きです。

そしてそれから畳み掛けるように続く「Tank-top of the world」「あつまれ!パーティーピーポー」の勢いは新録になっての音のクリアさや切れ味の良さも相まって、本当に格好良いです。

次の「無線LANばり便利」はアルバムのための新曲ですが、メロディーとかアレンジがよくあるメロコアバンドの曲のセオリーを踏襲しながらも、(アホっぽくて)誰も書こうとしなかった歌詞をうまく重ねてヤバTらしさを出しているのがすごいと思いましたね。センス一発勝負かもしれませんが、これを真似して様になる人はなかなかいないと思いますよ。

5曲目「DQNの車のミラーのところによくぶら下がっている大麻の形したやつ」なんてもう曲名だけで気になって聴きたくなりますよね。インディーズ時代からのタイトル勝ちな名曲です。非常に好き。

次の「週10ですき家」「ZIKKA」あたりは個人的にはそれほど気に入ってはいないのですが、とにかく「メロコアバンドの曲によくありがちな音楽に、日本のメロコアバンドが書きそうにない歌詞を当てる」という得意技が炸裂していてライブでは盛り上がれそうかなと思います。

8曲目の「喜志駅周辺なんもない」はYouTubeでのライブ映像で知って、ヤバTが好きになったきっかけの曲の一つですが、スタジオでの新録により綺麗にまとまった仕上がりになっていますね。これもライブで勢いつけて聴けるのを楽しみにしています。

その「喜志駅周辺なんもない」から「ウェイウェイ大学生」「天王寺に住んでる女の子」への流れは大阪芸大ローカルなネタを頭に入れれば結構クスッと笑える曲たちですね。ライブでも本人たちが用語説明とかしてるみたいですが。

11曲目「L・O・V・E タオル」もメロコアありがち曲×アホっぽい歌詞なんですが、say! say! say!みたいな感じでシャウトしているのかと思いきや歌詞カード見たら「繊維繊維繊維」だったのでお茶噴きそうでした。

12曲目「流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い」もタイトル勝ちの名曲。そして歌詞をじっくり読むと、これは本人たち自身のことを歌ったのかなと気づきます。「やる気に反するプライドがいつも僕らの邪魔をするけど出来る範囲で行けるところまで行こうぜ」というフレーズ、なんだか胸にジーンときますね。

そして最後を飾るのは「ネコ飼いたい」。ヤバTとしてこやま氏が最初に書いた思い入れのある曲だのだそうです。ライブでもよくアンコールで歌われていますね。やはりメジャーレーベルでの新録ということで、音が一段とキラキラして素敵な仕上がりになっているのですけど、単に「ネコ飼いたい」ということを歌っているだけなのになぜこんなに感動的になるのか未だに解りません。

しかし、メジャーデビューって凄いことなんですね。音質もこんなに変われば、プロモーションの仕方も格段に変わる。そして契約した事務所やユニバーサルミュージックを始め、周囲のスタッフさんの「ヤバTの音楽をもっと多くの人に届けたい」という熱意がものすごく伝わってくるのが素晴らしいなと、いちファンであるだけなのに嬉しく思えてきます。

なんせ、これ見たときには笑いましたよ。なんという予算の使い方をするんだ、って。まずは「あつまれ!パーティーピーポー」のインディーズ時代のPV。

そしてメジャーデビュー後に作り直したPV。狭いスタジオでハチャメチャに収録して、インディーズのヴァージョンと何が違うの?と思わせといて、最後のロケ地が!予算の使い方間違ってる!

いやあ、ヤバTにはいつまでもこんな風に、インディーズの好き勝手やれる感じでメジャーの大波に乗りながら出来る範囲で行けるとこまで行ってほしいです。

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