昨日の渡船の話には続きがあるのですが、家に帰って資料などを見ながらまとめたいので後日にします。って、あれ?大阪からまだ帰ってないの?何処にいるの?と思われた皆様へのお答えはこちら。何故か福岡。
金曜の夜に大阪の味園ユニバースにてフラカンのライブを楽しんだ後、夜行バスに乗って松山へ帰るつもりが博多行きに乗ってしまい、というのは計画通りでした。2週間位前にまっすぐ帰る予定を変更したのです。
目的は北九州を中心に活躍している劇団「飛ぶ劇場」さんの公演を観るためでした。本来は9月16日から19日の北九州公演を観ようかと思っていたのですが、大阪へ行く予算の兼ね合いもあって一度は断念したのです。
しかしこの公演、12年前に観たかったのに見逃してしまった因縁の作品の再演。もしまた再演することがあったとしてもかなり先のことになりそうで。
それで色々探して計算すると、北九州公演を観に行くよりは、2週後の福岡公演を、大阪から夜行バスで福岡入りして観に行った方が安くつくことが判明したので、もうこういう時は勢いで行っとけという家訓(ウソ)に従い、諸々を手配したのでした。
いやあ、やっぱり観に行って正解。今回は若手とオーディションによる外部からの出演者が多く、観る前はそれに戸惑いましたが、脚本と演出による味付けで、紛れもなく飛ぶ劇場の作品になっていたのが良かったです。
キャラクターの設定も非常にぶっ飛んで際どいものもありました。しかもそれは初演時の役者さんが中心に固めたものらしいのですが、誰一人同じ人がやっていない再演なのに、そのキャラクターを再現できているのも凄いなと思いました。
もう自分は演劇の世界から離れて久しいのですが、飛ぶ劇場さんの作品は、当時の自分が好きだった表現をどんどん進化させているように思えて、新作も出来れば全部観たいと思わせてくれます。そう思える人たちが第一線で活躍し続ける姿を見るのはとても幸せな気分で、また、勇気付けられます。
来年は劇団結成30周年で、大好きな名作「生態系カズクン」を再演するそうなので、また今から北九州への旅費を貯めておかねば!