小豆島を旅することになった残り3分の1の理由。恐縮するくらいの上質な時間をチェレステ小豆島さんで過ごせた幸運

長きにわたって小豆島と豊島の旅について書き続けてきましたが、おおよそ紹介したいところは紹介したので、そろそろフィナーレにしたいと思います。まだ書いてないところあったかなあ?思い出したらまた書くかもしれませんが、ひとまず今日で一区切り。

小豆島旅を紹介した記事の最初の方に、目的の3分の1は瀬戸内国際芸術祭の鑑賞と書きました。そして残りの3分の1は一般的な観光地巡りで、エンジェルロードとか土渕海峡とか醤の郷とか寒霞渓とかについてご紹介しましたね。では残りの3分の1は?

その残り3分の1の目的が実は一番重要で、これが無ければ今回旅に出ることはありませんでした。このblogを毎日読み続けて下さっている方なら覚えて下さっているかもしれませんが、わたくし3月17日にこんな記事を書いているのです。

事務所近くのスーパーで展開されていた、宿泊券が当たるキャンペーン。実はこれに見事当選したのですよ。当てに行く気満々で何口も応募しましたが、まさか本当に当たるとは思っていなくて、通知が届いた時は頭の中が真っ白になりました。

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4月に連絡を頂き、月末からGWにかけては出張。その後夏の静岡出張までの間は咳喘息で体調もすっきりせず。そうこうしているうちに有効期限の9月末はすぐやって来そうだったので、静岡出張前に友人と急遽計画を立てました。その時は芸術祭のことは重視していなかったのですが、たまたま友人とわたくしと、宿泊先の空き状況が良い具合になったのが、芸術祭夏会期の終了間際になったわけです。

さて、その宿泊券を提供して下さった「チェレステ小豆島」さん。あの懸賞の中でも一二を争うくらいお高いホテルでありました。ええ、その辺りはちゃんと応募時に調べて狙いを定めております。芸術祭会期に関係なく観光に利用できそうな高松市内のホテルや広くてゴージャスなリゾートホテルとも迷いましたが、6室しかないこじんまりとした雰囲気が良さそうで、7〜8枚くらいは出した応募ハガキは全て「チェレステ小豆島」さんを希望したのです。いやもう本当に、その選択は大正解でしたよ。

小規模のホテルなので従業員の方々も気配りが素晴らしくて、細かいところまでサービスを提供して下さいました。高松から小豆島へ向かう朝に、一旦ホテルに立ち寄って荷物を預かってもらってから観光に出かけるつもりでいたのですが、その旨を連絡しておこうと電話で話していると、急な話にもかかわらず送迎用の車で港まで荷物を預かりに出向いて下さいました。そして観光が終わったらまた連絡下されば5分圏内くらいならお迎えに上がりますとおっしゃって下さって。おかげでその後の観光がかなりスムースに出来たのですよ。

荷物を預かってもらって身軽になり、展示作品巡りを中心に歩き回って、夕方にまた迎えに来て頂いてチェックインしました。建物自体は小さな感じですが、見晴らしの良い高台にあって、清々しい気分です。

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高台の下には、夏場は海水浴場になるという砂浜が美しく。

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入ったすぐのフロントでチェックインの手続きをするのかと思いきや、そのまま2階のラウンジへ通されまして。ふかふかの赤いソファに促されて腰をかけると、本当にこれ以上ない驚きの言葉を伝えられました。

実は予約時に「部屋はお任せになります」と言われていました。なので当然、グレードの高い露天風呂付きの和室などではなく、少し狭めで内風呂の無い部屋が用意されているものだと思っていたのです。ですがなんと。その日、我々以外に5組の宿泊客の予約が入って満室となり、他のお客様の希望する部屋から埋めていくと、最後に残ってしまった部屋が、最上級のメゾネットタイプの部屋になったのだそうです。お二人で使うには広すぎるかもしれませんがこちらの部屋をご遠慮なくお使いくださいませ、と言われて友人もわたくしもポカーンとしてしまいました。そんなことって、あるんですねぇ。

全く部屋の広さを伝えきれない角度からの写真ですが、ツインベッドにソファセットもあります。これが提供して下さった「はなれ」部屋、の2階部分。

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2階の窓からはあのエンジェルロードが綺麗に見えます。なんだよーおっさん二人でロマンチックビュー!

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で、これと別に1階にもダブルベッドの寝室とバストイレ付。確かに2人じゃもったいない感じで、息子夫婦の親孝行旅行なんかにはピッタリかもと思えるお部屋。我々はいびきがうるさかった時の避難所として活用しました。

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そしてせっかくのリゾート気分。事前にジャグジーがあるという情報を見ていたので尋ねると、すぐ用意してくれまして、夕食前に泡ぶくぶくと楽しみました。全裸中年男性の写真などは載せませんよ。

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さて、ひとしきりジャグジーで気分もほぐれたところで、お待ちかねの夕食。小豆島で近頃イチオシのオリーブ牛よ来いっ!と思ったらキター!

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もう全部載せてたらキリが無いので幾つかを。スズキのカルパッチョ。身がぷりりん。ソースも美味しい。

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麺にオリーブを練りこんでいるという特製のオリーブパスタ。タコのペペロンチーノで。さすがは日本の地中海、ほのかなオリーブの香りと新鮮なタコが絡まって最高。

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オリーブ牛のサーロインステーキ。柔らかくてジューシーで泣きそうなくらい美味しかったです。こういう時はビールでなく赤ワインをいただきますよ。

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その後改めて、地下にある(と言っても斜面に建っているので大きな窓から庭や海が眺められます)本館のお風呂にも入りリフレッシュしました。隣の休憩室で風呂上がりに湯ざまししたのですが、コーヒー、紅茶だけでなく冷蔵庫の缶ジュースなども自由に飲んでOKと書かれていたのに驚きました。なんという太っ腹サービス。

それから部屋に戻り、部屋に備え付けのマッサージチェアで身体を揉みほぐし、ソファでもう一杯お酒飲みながら翌日のプランを立てたりバカ話をしたりしました。

翌朝も、こんな感じのメニューの豪華な朝食が迎えてくれて。

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スイカとメロンのジュースやら野菜サラダやらヨーグルトやら。健康になってしまうがな。スープも滑らかで美味美味。

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パンも好きにお食べなさいということで。

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絶妙な焼き加減のオムレツと食べ応えのある厚切りベーコン&ソーセージ。普段は和食派ですが、朝からこういうのは憧れでした。

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そうそう、これはソーセージなどのマスタードとケチャップですが、左側のガラス容器の中はオリーブで作ったジャムだそうです。パンに塗ったりヨーグルトに入れたり。小豆島特産のオリーブは色々なものに加工して取り入れられていますね。ジャム美味しかったですよ。

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チェックアウトする際も、近くのレンタカー屋さんまで送っていただき、お素麺のお土産まで下さいました。お寛ぎいただけましたでしょうかと声をかけられたので、はいとても満足しました有難うございますと返事しましたが、そんなのでは言い表せないくらい嬉しい気持ちでいっぱいですよ。

本当にこんな夢みたいな時間を過ごせていいのかなあ、何かの間違いじゃないんだろうか、なんて思いながら自分史上最高に優雅なひと時を過ごしました。身分不相応なくらいの上質なサービスをたっぷりとしていただき、至福の時間を過ごせたことを心から感謝しています。またいつかここチェレステ小豆島さんで宿泊できるように、しっかり稼がないといけないな。

チェレステ小豆島さん、それからプレゼントキャンペーンを開催してくれたサニーマートさんとじゃらんさん、本当にありがとうございました。

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