今年も地方祭がやってくる、そしてあの曲が街中を爆音で染める。でもあの曲ってそもそも誰の何て曲?

明日は弊社のある松山市では地方祭という、いわゆる秋祭りの日です。市内各所の神社からお神輿が出され、街中を練り歩きます。地区によっては朝から喧嘩神輿として、大勢の人が集まる広場で神輿の鉢合わせ(ぶつけ合い)をするのですよ。

この喧嘩神輿、有名なところでは道後温泉駅前などで早朝から行われますね。間近で見ると迫力があって、知らずに観光でいらっしゃった方なんかはかなり驚かれます。

また、旧市内の小中学校は臨時休校となり、子供神輿がある地域では子供たちも担ぎ手となって、祭りの賑わいをさらに盛り上げます。

わたくしが子供の頃には、残念ながら町内会に子供神輿がなかったので(高校生になったくらいの頃にできた)、神輿を担いだ経験がないのですが、そのせいかあまり積極的にこの秋祭りに関わることがありません。祭りの時期が近づくと血が騒ぐ、というような方々を少し羨ましくも思ったりもしますね。

さて、そういう祭り好きな方々にとってはテンションが上がり、そうでない方々もこれを聞けば祭りが近づいているんだなと感じる、松山市民にはおなじみの曲があります。そう、みこしひゃ〜っかんよ〜♪というあの曲です。

これが祭り当日は朝6時くらいから大音量で町内放送スピーカーから流れたりするので、否が応でも祭りの雰囲気は最高潮まで高まっていくわけですが、耳に馴染んで歌詞も勝手に頭に入ってしまう割に、なんという曲で誰が歌っていて、ということはあまり知られてないような気がします。

便利な世の中なので、そんな曲もYouTubeで聞けたりするんですよねー。それではお聴きください、三橋美智也さんで「神輿音頭」!

そう、タイトルはそのまま神輿音頭。歌っているのは三橋美智也さん。

しかしなぜ、この曲が松山の地方祭のテーマソングみたいにジャンジャン流れるのか、以前から疑問に思っていました。

このYouTubeの動画はありがたいことに歌詞入りなのですけど、2分過ぎたあたりの、今風に言うとラップ調の部分の歌詞で「祭りは松山 荒神輿」とあるのがわかります。こういう歌詞が出てくるということは、おそらく松山市とのタイアップ曲なんじゃないかと推測します。しかしそれがどういう経緯で、またなぜ歌い手に三橋美智也さんが選ばれたのか、いつから祭りの時に流れるようになったのか、などについては検索の仕方が悪いのか、それらしい記述を探し当てることが出来ません。

挙げ句の果てに、国立国会図書館のレファレンス協同データベースによると、いつから使われているかという問い合わせに対して、使用開始時期は不明という回答がされ、未解決となっていました。

ちなみにウィキペディアの三橋美智也さんのページによると、1959年(昭和34年)の作品で、同年の「おいでや小唄」とともに松山市選定の新民謡として発表したもの、という記述があります。

なんかそういうことなら、当時の松山市広報とかに取材記事が載っていたりするんじゃないのかなあと思うのですが、そんな資料もどこで閲覧すればいいのやら。図書館にあればいいですが、そのうち暇になったら本腰入れて調査してみようかな。

では明日の朝は賑やかに目覚めますように。おやすみなさい。

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