豊島のお昼は意外と穴場かもしれない「食堂101号室」さんで、のんびりした雰囲気の中いただきました

心臓の音を録音したら、気持ちの良い浜辺でのんびりぶらぶらして、元来た道を引き返しました。あの綺麗な海も写真に収めておけばよかったのに勿体無いことをしました。

時刻は10時半を過ぎたくらいで、次の目的地へ行くか、それともかなり早いけれど昼食の段取りを取るか。友人と相談の上、後者を取ることにしました。ウェブやパンフレットなどで見る限りでは、豊島で食事が出来るところは限られているようなので、極力早めに動いて先手先手を行く方が得策だと考えたのです。

そのお店がある地区まで、上り坂と距離はありますが歩いて行かざるを得ないなと思った我々なのですが、二つのルートのどちらが近道かで意見が割れてしまいまして、結局わたくしが折れて、友人が推す「一旦港に戻って、そこから1日6便しかないシャトルバスが走るのと同じルートの道を登る」ほうの案を採用することにしました。

いや絶対もう一方の道が近道と思って不機嫌なわたくしでしたが、港に戻ると、なんと、1日6便しかないと思っていたシャトルバスが会期中の臨時便ということでかなり増便されていて、丁度発車するところだったので乗せてもらうことにしたのです。車窓から、うわあ、この上り坂を歩くつもりだったなんて、無理無理〜!と思ってしまいましたよ。ここは友人の勘に頼って正解でした。

唐櫃港から二つ先のバス停「唐櫃岡集会所前」で降ります。そこから山に向かって家が密集している路地を3分ほど歩きます。すると豊島で最も有名な食事の店である「島キッチン」さんの前に着きます。

島キッチンさんは建物自体がアート作品なので、作品の中で食事できると非常に評価も人気も高いところなのですが、そういう前評判もあり11時前だというのにすでに行列が出来、待ち時間も30分以上という案内がされていました。

そこでわたくし達は、事前に調べていたもう一軒のお食事処「食堂101号室」さんへと向かいます。山側へ路地を挟んですぐ向かい側、なのですが知る人ぞ知るという雰囲気のようでしたね。

オープンが11:30からで、ランチタイムはその後1時間ずつくらいに時間を区切って3部入れ替え制の形でやっておられるようです。30分以上時間がありますが、ひとまず順番待ちリストに名前を書いておいて、11:20くらいに戻ることにして一旦その場を離れました。

その待ち時間の間に丁度良い距離に、青木野枝さんの「空の粒子」という作品があるので見に行きました。どう収めればいいのかわからず全体像はありませんが、こんな感じの作品です。

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時間通りにお店の前に戻って、間もなくお店もオープン。広い古民家の広間を客席にした、のどかなカフェレストランという感じのお店でした。田舎のおばあちゃん家に遊びに来たような感じでとても寛げます。

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ランチメニューは「きらめきランチ」1種類。あとはデザートや飲み物といったカフェメニュー。もちろん迷わずきらめきランチを食後ドリンク付きで注文しました。

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ご飯!味噌汁!様々なおかずが乗った大皿!というシンプルな構成で、ゴテゴテしない感じのおかず達が疲れた体に優しい味でした。ちょっと少ない?とか最初は思いましたが、ゆったりした空気に乗ってゆっくり食べていると、充分満足できる分量だったなと思います。

テーブルは立派な大ぶりのものが3つくらいと、隣の部屋にはソファ席なんかもありましたね。この日は空いていたのですが、混雑する日だと相席は必至かと思います。でもそれも島の寄り合いみたいな雰囲気で楽しいんじゃないかと思いますね。

島キッチンさんも行ってみたかったけど、今回こちらの食堂101号室さんで美味しい昼食に出会えたことは、穴場を見つけた気分にもなって、そしてゆったりした時間も得られて、非常に満足感が得られました。おすすめです。

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