効能は謳えないけど身体に優しい味の、鞆の浦特産品の薬味酒「保命酒」にはまってしまった

鞆の浦へ行った話をもう少し引っ張ってみます。実はこれと鞆の浦が結びついたのは、現地へ行ってみてからのことだったのですが、自分用にお土産を買ったのです。

福山のほうの特産品で、保命酒(ほうめいしゅ)というものがある、というのを知ったのは、どこかの観光情報サイトだったの思いますが、それが福山でも鞆の浦地区のものだとは念頭にありませんでした。訪れてみて、土産物屋さんのPOPや街の看板等で、ここがルーツなのだと知ったわけです。

その保命酒というものですが、つまりは薬用酒。身体にいい薬味の成分を浸透させたお酒なのです。イメージ的には養命酒に近いもので、養命酒の元になったものが保命酒だという説明をされる方もいるようです。

ただし、養命酒のほうは薬用養命酒と言うだけあり、医薬品なので効能を謳う事ができますが、保命酒はあくまでもお酒なので、○○に効く、というようなことを表示しては薬事法違反になってしまうのだそうです。あくまでも薬味を漬け込んだ健康酒です。

保命酒の歴史は古く、1659年に大阪の漢方医であった中村吉兵衛という人物が、鞆の浦の地で造ったものが始まりなのだそうです。吉備の旨酒に薬味を漬け込んでつくったとのことです。

江戸時代には中村家が独占製造していて、富を築いたということですが、明治に入り類似の酒を他の業者も造るようになり、やがて中村家は製造法を門外不出としたまま廃業したため、現在はそれを独自に改良した4つのメーカーが製造しているのだそうです。

まあ、そういう細かいあれこれは知らず、たまたま大晦日でも休まず開いていたというだけの理由で、わたくしは岡本亀太郎本店という保命酒の製造元に立ち寄りました。実はその時はまだ、4つもメーカーがあるなんて知らなかったのですが、店頭で試飲させて頂いて、味をかなり気に入ってしまったので、速攻購入してしまったのであります。

ちなみに後で調べたら、その中村家に伝わる龍の看板と保命酒づくりの道具一式を受け継いだ、由緒正しい醸造元さんだったようで、当たりくじを引いたような気分です。

話を戻して、試飲もレギュラータイプのものから、新しく開発された梅味、杏味、生姜味のものまで飲ませてもらって、結局どれもおいしくて決められないから「保命酒5種飲み比べセット」を購入したのでした。

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中身はレギュラーの保命酒、そしてフレーバータイプの梅太郎、杏子姫、生姜ノ助、さらに、海外向けにリキュールだという事を解りやすくアピールする為に開発されたという度数40の保命酒の5本がセットになっているのです。

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それぞれは100mlの小瓶なので物足りなさはあるのですが、その新開発のフレーバー保命酒がどれも気に入ってしまったので、これをゲットしたわけです。特に梅と生姜、これはかなり濃厚な味が出ていてイケます。

独特の甘みが特徴的な保命酒なのですが、先に書きました「吉備の旨酒」というのが、現在で言うところの味醂に近いものだったらしく、だからこの岡本亀太郎本店さんでは、美味しい保命酒を造る為に、まず美味しい味醂を造ろうというところから研究を重ねていらっしゃるのだそうです。なのでこちらのお店では保命酒と一緒に、自慢の味醂も販売されていましたよ。こっちのほうも気になりますね。特に純米仕込本味醂「岡本亀太郎」なんて、通常のレシピの3分の1の量で充分な味になるということなので。

それでまあ、年明け早々から保命酒をちびちび飲んでいるわけなんですが、そのお陰か深くぐっすり眠れているような気がします。ぐっすり眠れるということは、疲れを回復することが充分に出来るという感覚ですね。暖冬であるということもあって定かではないですが、冷えの改善にも役立っているような気もするのです。代引きでのお取り寄せも可能との事なので、このセットを飲みきってもリピートはあるかもしれないなあという勢いです。わたくしと同じく「健康の為なら死んでもいい」TRIBEの方々は是非、福山鞆の浦を訪れて保命酒に挑戦してみて下さいませ。

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