図書館で借りていた本の貸出期限が間もなくなので、忘れないよう早めに返すことにしました。仕事の資料として借りたものは2日くらいで読み終わっていたのですが、余った貸出枠で借りた私用の本をしつこく何度も読み返していたので今頃になりました。
それってどんな本なのかと言いますと、これです。スニーカーと題された分厚い本なのですけど、奥付によるとUNORTHODOX STYLES(アンオーソドックス・スタイルズ)というクリエイター集団によって編纂されたSNEAKERS THE COMPLETE COLLECTOR’S GUIDEという本の翻訳版らしいです。
256ページもあるずっしり重い本なのですが、言うなれば歴史的名作スニーカーのカタログみたいなものですね。ADIDASやらNIKEやらVANSやらCONVERSEやら、おなじみのスニーカーブランドが取り上げられています。
それらのブランドの人気モデル、レアモデルなどについて、発売年などのデータやウンチクとともにデカデカと写真がメインで載せられている本なのです。
なので、読むところ自体はそれほどないのですが、図鑑とか写真集のように何度も繰り返し眺めておりました。180以上のモデルを取り上げているので、かつて履いたことのある懐かしいモデルや、以前欲しかったのに買いそびれたモデルなどを見つけては、読みふけっていたのです。
著作権のこともあるでしょうから中身を撮って載せたりはできませんが、ページをめくっていくたびに、「おーっ!エア ラバドーム!懐かしー!」「あー、エア フットスケープ、あれはいいスニーカーだったなー」「エア リフトや!あれまた履きたい!」「コンバースのウェポン、ボロボロになるまで履いたなあ」「おおお、このコカコーラヴァージョンのアディダス クライマクール、同じの持ってるよ!」などと一人で大騒ぎしていたのでありました。
…って結構マニアックですよね。あんまり表立っては言っていないのですが、わたくし重度のスニーカーマニアだったのですよ。現物のわたくしを知っている方はなんとなく「変わったスニーカーをたくさん持ってるなあ」とお気づきかもしれませんが。
ちなみに表立って言わないのは、上には上がいることをよく知っているからです。100足超えて所有したことないし、Air Max 95もAir Jordanシリーズも履いたことないし。
それと、「だった」と過去形なのは、ここ5年くらいは新しいモデルのスニーカーに興味が薄れていて、以前のような勢いで新しいものを買っていないからです。ここ数年はお店へ行っても、この本で紹介されている2000年頃までのスニーカーのように、革新的でオリジナリティのあるデザインのスニーカーと滅多に出会えませんし。店頭で人気があるように見えるのは、かつての人気モデルの焼き直しモノか、ブランド名と安さだけでしか選ぶ意味のないようなモデルばかりに思えて。
とか言いながら、最近のモデルってどんなのがあるんだろうとNIKEの通販サイトとかを眺めてみたら、単に自分が知らないだけであって、かつてないブッ飛んだデザインのスニーカーもちゃんと世に出ていたので安心しましたというかマイブーム再来でポチってしまいましたが…。
ということで、スニーカーマニアにはバイブルというか目の毒というか、なこの本。使用上の注意をよく読んで正しくご活用ください。ISBNは978-4-88282-934-8です。本体価格2800円。出版社はガイアブックス。セール品のスニーカーを一足我慢して手元に置いておきたい本のような。