いつも親切にしてくださっていた信金窓口のお姉さんが退職されるという寂しい知らせが

月も後半になると、請求書を起票して売り上げを入金してもらって、給与計算をして振込手続きをして、という毎月のルーティンワークが待っております。

15日を目処に起票を始めて、20日を目処に入金してもらって、といつも考えているのですが、今日気付いて慌てて5分で起票しました。スケジュールアプリのアラートを5日前に鳴らすから忘れるんですよね、二度寝の法則と同じで。

さて、5分で起票した勢いで振込手続きまで一気にやってしまおうと思い、書類を用意していつもの信金さんへ出かけたのですが、そこで悲しい知らせが。

2番窓口にいるお姉さん、信金辞めるってよ。

振込依頼書の控えと通帳を受け取った後、あのーと切り出されて、あっ先月勧められた医療保険の件だな悪いけどどうやって断ろう、とたじろいでいたら、「私、今月いっぱいで退職することになりまして…」と唐突に言われて、えっ!と小さく驚きの声を上げてしまいました。

この窓口のお姉さん、わたくしが会社を設立した当時からずっとこの支店の2番窓口にいらっしゃって、初めて法人口座を作る時、初めてアルバイトさんへの給与振込手続きをする時などなど、どんな用紙に何を書いて、何を準備して何を添付して、というようなことが難解で混乱して、もう何が何だかわからなくて困っていたところを非常に親切に教えてくださいました。それ以来、他の窓口が空いていても自然と2番窓口を選んでお願いするようになっていました。

「そうなんですか…それは寂しくなります」と、自然にそんな言葉が出てきました。いや本当に、それが一番しっくりくる言葉でした。向こうには向こうの都合があるわけですが、でもそれを承知で言わせてもらうと、あなたがここにいてくれないとちょっと困る、のですよ。それくらい、お世話になりましたし、感謝をしているのです。そんな大げさな、お仕事ですから、と笑われるかもしれませんが、その仕事の進め方、投げかけ方ひとつで相手が救われることだってあるんですよ。

あまり立ち入るのも失礼かと思ったので、あまり詳しくは尋ねなかったのですが、お礼と労いの言葉をかけて窓口を去る時にふと気付いたのです。お姉さんの名札、前からこの名字だったっけ?と。きっとおめでたい理由なのでしょう。

信金のお姉さん、今までどうもありがとうございました。新しい生活が始まってもどうかお元気で。そして幸せな日々をお過ごしください。

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