恵方巻のようにじわじわ広がる半夏生のタコ、について調べてると重大なミスに気がついた

今日は7月2日!ということに気がついて、わたくしスーパーへ走りました。本当は鮮魚コーナーを狙うのが正解なのですがお惣菜コーナーへ。半額シールが貼られたパックをゲット。

そう、欲しかったのはタコと胡瓜の酢の物です。ここ数年、節分の恵方巻のようにじわじわと全国へ勢力を広げているローカルしきたり「半夏生のタコ」を実践するためです。食べる前にblog用の写真を、っと。いつもはパックのまま食べるけど今日は小皿に移しておこう。

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さて。写真も撮ったし、美味しく食べたし。これで夏も無病息災のはず。早く気管支炎も治れ。

と、食後に一息つきつつ、blog記事を書くために、そもそも半夏生って何なの?なぜタコを食べる風習があるの?というあたりから調べてみて、とんでもない事実を知らされたのでした。

今年2016年の半夏生は7月1日!!

えっ?

そうなの?

あっ、どうりでスーパーにPOPがなかった!このタコと胡瓜の酢の物も大量には積まれてなかった!

なんだー、てっきり7月2日固有の行事かと思っていたのに。年によって動くとは全く知りませんでしたよ。

調べたところ、半夏生は元々夏至の日から11日目で、現在では黄道100度の点を太陽が通過する日という定義がされているのだそうです。なのでおおよそは7月2日になるそうなのですが、今年はたまたま1日にずれたということです。

で、そういう風に決められる半夏生っていう日は何の日なのかというとですね、春分や夏至のような二十四節気とは別に、季節の移り変わりを表す「雑節」というものがあって、その一種なのだそうです。雑節というのも聞きなれませんが、節分とか八十八夜とか土用とか二百十日とか現代でも馴染みのあるものもあります。

半夏生は梅雨の終わり頃を指す言葉なのだそうですが、昔の農家の方にとっては、この日までに田植えを終わらせるべし、という目印でもあったそうです。半夏生を過ぎてからの田植えは著しく収穫量が減ってしまうという言い伝えも地域によってはあるそうです。

そしてなぜタコなのかというと、これは関西方面での言い伝えで、タコの8本の足のように四方八方へしっかりと稲が根付きますように、という願掛けから派生した習慣のようです。

あれっ?夏バテ予防とか無病息災とかそういうんじゃなくて、どっちかというと五穀豊穣の願いじゃないですか。なんだそりゃ。まあでも一応、タコも旬のものだし、タウリンとか亜鉛とか、疲労回復に良い成分も含まれているようなので、この時期にタコを食べるのも理にかなってはいるようなんですけどね。

ということで、一日遅れとなってしまいましたが、別にいいか稲作してないし、と気にせず旬のタコを食べて栄養つけました。結局のところ、美味しければいいよね。

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