参議院議員選挙の投票日まであと1週間。選挙カーでの名前の連呼も一段と加熱しているような気がしました。一部で反感買ってもあれをやり続けるってことはあれって効果があるってことなんでしょうな。
SNSなんかでは既に期日前投票を済ませたという話題もチラホラと目にするのですが、わたくしは今のところまだ投票先を絞り込めていないのでそこへ至っておりません。まあ多分投票日に特段の予定も入らないと思うので当日投票になると思うのですが。
さて、わたくしと同じように、まだ誰に投票すればいいかを絞り込めていない方は、ボートマッチというものがありますので、こういうのを参考資料のひとつにする手もあります。
ボートって船のボートじゃなくて投票って意味のVOTEです。質問に答えていくと自分にマッチする投票先を提示してくれるというシステムでして、ネット上で無料で簡単にできますよ。
質問というのは、選挙の争点になる社会問題などが取り上げられていて、選択肢の中から自分の考えに近いものを選ぶ感じです。それが各政党や候補者の、事前に質問して得られた回答や公表されている公約や政策に沿って、どれだけ自分の答えと合致しているかを算出してくれます。その結果によって、自分の考えに近い候補者や政党をピックアップできるというわけです。
ただ、この質問というのが場合によっては癖や偏りがあって、ちょっとしたニュアンスで意図と違う候補者が挙がったり、特定の政治思想に誘導することもできたりも理屈上は可能なので、できればボートマッチを利用する際は複数のサイトで試してみることと、勧められた候補者や政党については一度公約や理念などを読み直してみてから投票行動に移すことをお勧めします。
どういうことかわかりにくいかもしれませんが、例えば「憲法は変えてもいいが無理に今急いで変えなくてもいいしそもそも変えるべき点はそこじゃないだろ」と考えている場合に、「あなたは憲法を改正すべきだと思いますか?」という質問を投げられて「はい」「いいえ」しか選択肢がなかったらどうすりゃいいの?って場合とか。
何より質問に答えていくことで、自分がこういう社会問題に対してはこう考えているんだなというのを再認識できるというだけでも、試してみる価値はあると思います。
では実際にわたくしも試してみたボートマッチサイトをいくつかご紹介しますね。
それからボートマッチ方式とは違いますが、いろいろな争点についての候補者や政党のスタンスがわかりやすく調べられるこちらも役に立ちそうです。
もう考えるの面倒だから家族や職場の人に頼まれたあの候補者に入れてしまえと決断する前にも、その候補者は自分の考えとどれくらい近いのか、くらいは見ておいたほうがいいのではないでしょうか。
国会の二院のうちの片方の、半数の改選選挙ですから、この結果で政権がひっくり返ったり大きな変化が起きるものではないと思いますが、それでも国政をチェックする人たちを選ぶ大切な選挙です。一票を投じる権利を無駄にしないように、可能な限り吟味したいですね。