いつか遠い未来から振り返ってもやっぱり今日は歴史的な日になっているんだろうなあとスピーチを聞いて目を潤ませた

今日のビッグニュースはなんといってもオバマ大統領の広島訪問で、これは今日が歴史的な日であると言える出来事だなあと思いました。スピーチ映像を見て自然と涙ぐんでしまいました。

もちろん謝罪がない、とか、原爆を投下したのが自国であるという意識が欠落したスピーチである、とか色々な意見も目にしたのですが、それでも個人的には、今の段階でできるスレスレのところまで斬り込んだ素晴らしいものであったと思います。

何よりバランス感覚が優れていますよね。国を代表する者として、国内に様々な意見があることを踏まえて、それに配慮しつつ自分の考える理想的な方向へゆっくりと一歩進めるというところは、さすが大国の為政者にふさわしい態度だよなあと思いました。

任期の終わりが見えている、レームダック(死に体)政権だからこそ成し得たこと、という批判も目にしましたが、やっぱりそれはその通りじゃないかなとわたくしも思います。でもそれは否定的な捉え方ではなく、だからこそ、その状況をチャンスとして活かした機敏さの賜物という風に受け取っています。

明日にでもアメリカ国民の世論調査なんかもまとまると思うのですが、向こうではどういう評価になっているのかも気になるところです。否定的な評価が多数を占めるのかもしれませんが、それでも、被爆者の方とハグし合ったあの瞬間は、オバマさんを大統領に選んだアメリカ合衆国の冒険の、誇らしい一つの帰着点であると思います。そしてこれは世界平和にとっての、新しいスタートでもあるんだとも思ったのでした。

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