得意先事務所で仕事をする日だったので、今日は久々にそちらへ出掛けました。体調不良が続いていたので今日が出張後初めての勤務日です。なので出張時に持ち帰った備品とか、色々と荷物が多かったので、自転車通勤というわけにはいかずバスと電車を利用しました。
そうしたらバスの中で気になる貼り紙を見かけ、そして松山市駅で詳細のチラシが配布されていたので手に取りました。おっと、遂に来たか!!
ICい〜カードにポイント制が導入されるのだそうです。使うほどポイントが上乗せされるボーナスポイントもあるとのこと。へぇー!なんだかお得になるのかな?と思って詳しく読んでみました。
新しいポイント制度は、電車やバスの1ヶ月間の利用金額に応じてポイントが貯まっていくというものだそうです。これまでのICい〜カードはそのまま使えるし、特別な手続きが必要なものでもないそうです。
基本ポイントは利用金額の2%で、それに加えて1ヶ月間で3000円以上利用すると30ポイントのボーナスポイントが付与されるとのことです。ボーナスポイントはさらに、5000円以上となると50ポイント、10000円以上となると100ポイントというふうに加算されていきます。
しかも累計での上乗せになるそうなので、10000円利用したなら、基本ポイントで200ポイント、プラス3000円到達で30ポイント、プラス5000円到達で50ポイント、プラス10000円到達で100ポイントで合計380ポイントが付与されるという事です。わー、なんかお得そうですね。
そしてこのポイントは500ポイント貯まるごとにICい〜カードへ500円分チャージする事ができますし、いよてつカードギフト券500円分に交換して、いよてつ高島屋などの加盟店で利用する事もできるのだそうです。
今ざっと計算したのですが、1ヶ月間に電車バスを16000円分利用すると、ちょうど500ポイント=500円還元になりますね。還元率3.125%ってことになるんでしょうかね。え?これってなかなか凄いんじゃ…って月に16000円も電車バス乗らねーよって人が大半かと思いますが。そしてそれだけ乗る人ならきっと定期券を買いますよね。※定期券での乗車はポイントの対象外
注意しなければならないのは、ボーナスポイントは1ヶ月間の利用金額なので、月をまたいでしまうとそこでリセットなんですよね。毎月1日から末日までで区切って計算されます。なのであと少しのところでボーナスポイントを貰い損ねる場合も。そしてポイントは翌月の5日に付与されて、2年後の同月末日までの有効期限があります。つまり、2年間で500ポイント貯めなければ何の得にもなりません。
そして、このチラシにおいて、見逃せない非常に重要な一文を発見しました。
うわー、運賃10%割引の廃止!!!
正直言ってこのメリットのためだけにICい〜カードを所有してたのに。
では、ちょっとシミュレーションしてみましょうか。わたくしの場合、今日のような荷物の関係や天候の関係で、平均すると月に3回くらい、得意先事務所へ行く為にバスと電車を利用します。片道がバス160円+電車160円の区間です。
ポイント制が始まると。
バス160円+電車160円の往復×月に3回=1920円→38ポイント(ボーナスポイント無し)
500ポイント÷38ポイント=13.157…=14ヶ月で500ポイントゲット、15ヶ月目に500円還元
1920円×15ヶ月=28800円-500円=28300円
これまでの運賃だと。
10%割引のお陰でバス150円+電車150円の往復×月に3回=1800円
1800円×15ヶ月=27000円
あれれ、わたくしの場合に限ればこれって改悪…。もちろんそれぞれの利用の仕方によって変わってくると思うので一概には言えませんが(でもボーナスポイント最大の30000円到達でも還元率4.267%なのでどう考えても10%割引には適わないよね)。
ということなので、ICい〜カードを使うメリットがほぼ「小銭の煩わしさから解放」しかなくなってしまったわけです。これからどうしようかな。
どうせなら全国の交通系電子マネーとの相互利用網にも加わってもらえたら、財布の中で増えるカードの煩わしさからも解放されるのですがねえ。色々難しいんでしょうなあ、このポイント制導入のあれこれを考えると。