今日は愛媛マラソンの日でした。朝からあまり天気が思わしくなかったようで、お昼頃には雨と風が強く吹きつけていましたが、そんな中でも最後まで走り抜けたランナーの方々の凄さには脱帽してしまいます。
自分の身内にも参加した者がおりますが、5時間半ほどかかって完走したとのこと。凄いなと思います。しかもこう言っちゃなんですが、普段からそんなに練習しているわけでもないのに。それでも愛媛マラソンに限らず、友達に誘われたりして県内外の大会にもちょくちょく参加しているようなので、そういうのが練習代わりなのでしょうか。話を聞いている限り、他のレースにしてもあちこち旅行気分で行ける事のほうを楽しみにしているようにも感じられますが。
ところで、同じ血筋だからって同じように42.195kmを走れるのか?という疑問には今のところNoと答えざるをえません。以前Nikeランニングアプリのことなんかを記事にしたことがありましたが、わたくし自身も本当にたまにですが、軽くジョギング程度に走る事があります。
実は今日もマラソン大会でざわついている街の空気に感化されて、夕方軽く走ってみましたが、運動不足と強い向かい風に足が進まず、4.7キロほどで中断しました。ペースは1キロを7分ちょっと。以前よりもだいぶゆっくりです。
こんな風に自分が走る理由は明確で、持久力をつけるためと減量するためです。持久力というのも、以前は長い文章を書く為には持久力が必要だろうから走ったりするのがいいんじゃないかなというような遠回りな発想でした。確か村上春樹さんがジョギングをされていることを書いたエッセイを読んだりして、ああ、ああいう人も走ったりするんだねと真似てみたような軽い動機です。それからもうひとつ、特に肺活量においての持久力もアップさせたいということもあります。学生時代にやっていたトロンボーンをまた昔のように吹ければいいなという感じで。
しかしそれよりももう一つの、減量するためというのが切実な理由です。そもそもは、ちょっと太ってきたのが気になりだしたから、ウォーキングをしようということで早足の散歩を始めたのが発端です。しかし、その頃は9時〜18時の会社員生活でしたから、ウォーキングの為に取れる時間なんて、かろうじて30分くらいでした。それなら30分歩くより走ったほうが効率いいじゃんという訳で、ランニングシューズとジャージとランニングアプリを思い切って買って、方向転換をしたわけです。
そういうわけなので、一秒でも記録を縮めようとか、次の大会で何位以内を目指そうとかいう気持ちは、全然ありません。ただ単に、余分な脂肪を落としてスッキリした体型になり、体力がつけばいいということだけにモチベーションを持って走っています。
別にそれでいいじゃないかと頑な信念のように思っていますが、走りながら時々思う事はあります。
人生2種類しかないよな。フルマラソンを完走したことがある人生と完走したことがない人生。どっちを選びたい?
うーん、もしかしたら、前者かなー。と、ふらりと思ってしまったら、それが実現可能な体力を保てる年齢って、残りそう長くはないんですよね。我ながら面倒臭い自問自答を見つけてしまいました。やる?やらない?どっちにしよう…。