数日前に普段使いのヘッドフォンが断線しているのに気がつきました。音自体には影響があるような損傷ではなかったのですが、ハウジングの付け根のところのビニール皮膜が裂け銅線が剥き出しになっていました。
微弱な電流でしょうけれど、電気を使う物はそのへん慎重に扱わないと何が起こるかわからないので、リタイヤさせることにしました。けっこう気に入っている製品だったのでとても残念なのですが。
これの他にもヘッドフォンはあと2つ持っているのですが、ひとつは断線したもののようなインナーイヤータイプではなく、ヘッドバンドで装着する形のものなので外出時に使うには仰々しく、もうひとつはスポーツ用に作られたものですが、今ひとつフィット感に欠けるのであまり出番がありません。
なのでやはり、同じようなインナーイヤータイプ、即ちイヤーピースを耳に差し込む小型のヘッドフォンが必要なので買い足すことに決め、今日早速電器店へ行きました。
最近サボっていますがジョギングの時に使ったり、散歩したりする時に使いますので、耳によくフィットして抜け落ちず、邪魔にならないもの、というのが選ぶポイントのひとつでした。なので、それほど高価なものでなくても構わないのですが、でもある程度のレベルの音質は出て欲しいなという我儘な要求もありました。
電器店のオーディオ製品コーナーには、こんなに種類があるのかと驚くほど、たくさんのヘッドフォンが並んでおりました。試聴出来る物もたくさんあり、しかも手持ちのiPodに繋ぎ替えて、好きな音楽での試聴もできるようになっていました。あ、お店はエディオン松山本店です。予想外に充実していてちょっと興奮気味の買い物になりました。
で。結局購入したのはこちらです。オーディオテクニカのATH-CK330Mという製品。
丁度売り出し中だったようで、ぱっと目についたので第一候補にして、他のものと比較検討したのですが結局これに戻りました。お値段は2030円也。
最初は、そんな安いのってスッカスカな音で、どうせ安物買いの銭失いになってしまうんじゃないの?と思っていたのですが、売場を見ていたら、たまたまこの製品も試聴出来るようになっていたので自分のiPodを繋いで聴いてみたのですよ。
びっくりしました。値段のぶん、期待していなかったので、それを見事に裏切る重低音の響きの良さに速攻で惚れてしまったのです。
もちろんもっと値段の高い製品の方が良い音を出していました。しかし、このヘッドフォン、この価格帯でここまで音域のバランスよく、迫力もあってクリアに鳴らせるなんて、めちゃくちゃコストパフォーマンス良いのではないかと考え、これなら充分目的に適うなと購入を決めたのです。
迷ったのは色ですね。これカラーバリエーションたくさんあったんですよ。カタログによると、ブラック、ブルー、ブラックイエロー、ゴールド、ライトピンク、ピンク、レッド、シルバーグリーン、ターコイズブルー、ホワイト、と10色も。発色の綺麗なレッドとブルーも気になりつつ、あんまり見かけないターコイズブルーにしました。
帰って、それまで使っていた損傷したもの(これもオーディオテクニカ製でATH-CKM33)と聴き比べもしてみましたが、圧倒的に今日買ったATH-CK330Mのほうが中低音の聞こえ方が良いしバランスも良いですね。これが2000円ちょっとで手に入るなんて、ほんとにいいんですか?って感じです。いい買い物をしました。
お金に余裕があったら、試聴した20000円くらいのとか使ってみたいですけれど、まだまだ夢のまた夢かなあ。