明日はつぎの朗読会←

土曜日なので休業です。一応は。しかし一人会社なので、会社として何か依頼された仕事がある時は、誰にも任せることも出来ず、自分でその仕事をこなすしかありません。その場合は、土日だろうがそんなこと言ってられなくなります。それはまあ、個人事業主の方も含めて、経営者は皆そんなものかもしれませんね。出来れば休むべき時には休みたいのが正直なところですけれど、会社としてはそういう悲鳴が出るくらいに仕事を増やしたいものです。

で。休みだから今ハマっているIngressに夢中になって、ポータルを探して歩き回っていたんだろう?という問いにはYesと答えます。本当はそのつもりではなかったのですが、遅く起きた後、日課にしている神社散歩に出かけ、その足で近くのポータルをいくつかハックしておくだけのつもりが、離れたポータルへリンクを張りついでに別のポータルまで足を伸ばしてフィールドも作っておこうという風に次々使命感を覚えていって、結局2時間くらい歩き回ってしまいました。

ならどうせだったら、丸一日それに没頭すればいいじゃないかとも思われるでしょうが、明日やることの準備をするのが今日のミッションなのです。その内容は、詩を書く事。何故かと言うと、2ヶ月に一度くらいのペースで開催している「つぎの朗読会←」という詩の朗読会を行う日だからです。そしてそれの世話人を自分でやっているので、これだけは避ける事の出来ない「責任持ってやるべきこと」なのです。

この朗読会の世話人と始めたことについては、また改めて独立した記事として書こうと思います。自分としては、以前から趣味としてなんとなくやっていた創作活動を、無理矢理にでも習慣づける為に、定期的な場を作って怠け癖から逃げられないようにしよう(笑)というところが原点になっています。

そんなところから始めた朗読会ですが、明日で21回目の開催となります。各回の集まって下さる人数は決して多くありませんが、様々な立場のたくさんの方々に支えられて、ここまで続けられております。

今日は常連参加者の中でも最高齢の86歳の方から、欠席の旨のお電話を頂きました。いつも意欲的に詩作をされていて、頭が下がる思いなのですが、やはり年齢的に外出をするにも思い切りが必要になってきたそうで、寒い季節でもあるし今回はやむなく欠席させて下さいとのことでした。

その際に、不意にいろいろと、わたくし自身を褒めて下さる言葉をたくさん投げかけて下さいました。若いのに熱意がある、行動力もある、知識もあるし、作品からも才能を感じさせる、等々と畏れ多いことばかり。まず、もう若くないし。熱意については先ほども書いた通り、こうでもしないと怠けるからですし、行動力なんて普段の引きこもりがちな姿を見せたら言葉を呑み込まれるでしょうし、知識は今や過去の読書量を切り崩して生きているだけですし、才能なんてあったら今頃誰かに拾われて著名人の仲間入りをしているでしょうし。

それよりもむしろ、いつもいつも参加者を上手く集められず、もう今回でやめにしようと毎回毎回思ってしまうくせに踏みとどめているのは、人生の大先輩であるあなたが詩作を止める事も無く「今回は欠席しますがまた次回よろしくお願いします」と言って下さるからなのですよ。感謝してもし足りないのはこちらのほうです。…それは照れ臭くて電話では言えませんでしたが、その一点に絞っても自分には大切な続けていく理由なのです。

実は頭の中ではぼんやりとした想像があります。趣味的にやっているこの朗読会を、会社の事業としてみてはどうかと。そしてその延長線で、この方の作品が多くの人々に長く触れられるような形にしてみてはどうかと。越えるべき課題は沢山あると思いますが、ずっと待っていた「機が熟す時」は案外近いのかもしれないという気がしています。

で、明日用の詩はまだ全然書けていません…。

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