少し前にネットニュースの記事で見かけて気になっていたものがスーパーの店頭に並んでいたので、ヘンテコなモノ好きとしては買わずにいられませんでした。しかも3種類一気に手に入ったもんねー。
それはカップ麺なのですが、試す機会をなかなか作れなかったんですよね。なるべく野菜を食べようとか、そういう考えもあって。しかし、例の山形のだしもどきを再度大量に仕込んでみたところ、普段炊いて冷凍しているご飯のストックを切らしていてですね。じゃあ炊くかと思ったら、いつもお米を研ぐために使っている大きなボウルが見当たらなくて、あれ?あれ?と思っていたら、山形のだしを入れて冷蔵庫で寝かせている最中で、なんかもうそれで一気にテンション下がって「カップ麺で済まそ」となったわけです。丁度いいや、あれ試さないと!とblog的には好都合な展開。
で、今日はこれを試してみることにしました。日清カップヌードルの「サマーヌードル」です。
ラスタカラーって言うんでしょうかこの配色。ただでさえ暑い夏にラーメンを食べるというのも汗ドバドバになるから躊躇するところですが、サマーとまで名乗るんだから夏にぴったりということなんでしょうね。「スカッと辛い夏スープ」「レモングラス香るすっきりトムヤム味」というキャッチコピーが並んでいますね。
そして気になるのは左上の方の黒い模様。インクをぶちまけたような不穏な印象のデザインですが、ここには何が書かれているかというと。
日清の黒歴史復活!
そうなのです。そういうシリーズなんだそうです。このサマーヌードルは1995年に発売されて、今ひとつ売れなかったという、まさに隠蔽したくなるような過去を持つ製品なのです。
先ほど3種類と書きましたが、この夏あえてそういった、過去に売り出してみたけど売上がイマイチだった製品、おそらく時代の先を行きすぎていたのだろうけど今なら受け入れられそうな3アイテムを、黒歴史復活シリーズとしてリリースしたのだそうです。そのうちの一つがこのサマーヌードルなのです。
ちなみにあとの2つは、どん兵衛と焼そばUFOなのですが、どういった味かはまたそれぞれ食べる時に紹介します。どこかのお店で見かけたら先に試しておいてくださいね。
ではサマーヌードル、開封。見るからに赤いんですけど。やっぱり辛いんだろうなあ。
具材はベーコン、キャベツ、卵、人参、ねぎ、だそうです。ありゃ、エビは無いの?トムヤムクン味なんでしょ?
と思ってよく見るとトムヤム味。トムヤムクンではございません。トムヤムクンの「クン」がエビを意味するのだそうで、だからエビが入っていないのでトムヤム味なのですな。ちなみにトムは煮る、ヤムは混ぜるという意味だそうです。Wikipedia調べ。
そしていつものようにお湯を注いで3分で出来上がり。立ち上るレモングラスの香り。酸味の効いた辛そうな香りが食欲をかきたてますね。
パッケージにも書かれていましたが、発売当時はレモングラスというハーブの認知度が低かったので、レモングラス=レモン味と思われて、敬遠されたのが敗因の一つのようです。今はトムヤムクンも一般的に認知されているしエスニック料理も受け入れられているので、美味しそうと思って手に取る人も多いんじゃないでしょうか。
気になる味はというと、イケる!のですが、やはりトムヤム。個人的には舌がどうしてもクンを欲する感じで少しコクが物足りない感じでした。けれどもサッパリした辛さと酸味という点では満足しております。もう一回食べてもいいかな。あれ、でも今トムヤムクンヌードルって売ってなかったっけ。もし店頭に両方並んでたらトムヤムクンヌードルの方を買ってしまうかも。
そして食べてみて記憶が蘇ったのですが、これ当時食べたことがあるような気がします。だよね、やっぱり、キワモノ好きな自分が外すわけがない。
さて、日清の黒歴史シリーズはあと2アイテム残っておりますが、いつ食べようかな。楽しみであります。