よく言ってますが、テレビ持っとらんのですよ。自宅にも事務所にも。もうかれこれ10年はそんな生活で、それが当たり前になってしまいましたね。ニュースはネットで読むこともできる上、最近ではTVerというアプリで、一部の番組を後追いで見ることもできるようになったので、ますます買う必要はないかな、と。
で、そのTVerも試しにインストールしたもののあまり利用する機会はなかったのですが、4月に実家で或るドラマの第1話を偶然見てしまい、そこから先の展開をTVerにてチェックしておりました。そのドラマは「リバース」という作品です。
金曜夜10時からTBS系列で放送しているドラマで、藤原竜也さん主演、その他戸田恵梨香さんに市原隼人さんに三浦貴大さんに玉森裕太さんに小池徹平さんとなかなかの顔ぶれを揃えたキャスティングです。
そして原作は湊かなえさん。ミステリー系の小説はほとんど読まないのでお名前しか知りませんでしたが、結構面白いのでドラマが完結したら原作も読んでみたいなあと思っています。
で。今日も10時からの放送が終わって、来週の放送までの１週間だけ、今日放送された第9話をTVerで見られるという仕組みなので、速攻見たのですが。まあ、次週が最終回なんですね。だからなんでもっと早くblogのネタに取り上げないのかと小一時間自分に説教です。
ものすごく端折って言うと、10年前に大学の同級生でスノボ旅行に行って、徹平ちゃん死んじゃうんだけど、その死についての隠された謎が10年の時を経てあらわになってきて、同級生たちの周りにあんな怖いことこんな怖いことも起きて、しかも竜也と恵梨香は偶然恋に落ちたんかと思ったら作為かよ、で真犯人誰やねん、という感じです。
今日の第9話は、もうここまできたら犯人あの人くらいじゃないのかなーと思ってたらビンゴやったし、でもそれも覆すような展開がさらにあったし、最後の最後の竜也さんとハチミツでその科白、おいおいーっ！って感じでしたけど、最終話でまたどれだけドンデン返しが起きるのか今から楽しみです。
やっぱり原作がいいんだろうというのも想像つきますが、脚本も優れているのだろうし、プロデューサーとか演出家とかの才能も輝いているからこんな魅力的な作品になっているんでしょうね。役者陣だけでなくスタッフも有能な人が揃っているんですよ絶対。
中でも実はわたくし、このドラマのスタッフで密かにすごいなあと感心しているのが、スタイリストさんなんです。藤原竜也さん演じる深瀬くんという役は、純朴で少し間が抜けてて実直な青年といったキャラクターなのですが、この深瀬くんの「ちょいダサ」なファッションのセンスがかなりツボというか、バランスの取り方が絶妙で、上手だなあと毎回感心しているんですよ。
なんというか「わー、自分では絶対着たくない柄のセーターだけど、まぁ深瀬くんらしいセーターやね」という感じのセーターを見事に選んでくるわけですよ。コテコテにダサくはない、けどあんまりカッコ良いとも思えないくらいの服を次々竜也さんに着せて、どっからどう見ても深瀬くん！という姿にする技は本当にすごいんです。
特にね、わたくしスニーカーマニアなので自然と役者さんが履いてるスニーカーとか目が行くんですけど、深瀬くんのお出かけ用スニーカーにK-SWISS Classic 88のブラウンを持ってきているところに、このチョイス天才かよ！と感じました。すごいわー、市原隼人さん演じる商社マンの谷原くんにはNew Balance履かせるのに。確かにああいうセーターやシャツと合わせるのに（名前出せないけど）CとかDとかあたりを履かせると、やりすぎ感が出て単なるアキバ・ストリートスナップになっちゃうもんなあ。いやあ細部まで凝ってますわこのドラマ。
小池徹平さん演じる広沢くん（故人）が愛媛出身で両親は真穴みかんの農家という設定で、下灘駅とかでロケやってたんですが、それよりもわたくしの中では深瀬ファッションが衝撃の話題でした。ごめんね、地元ティーンズの間では下灘駅に浅見くん役の玉森裕太さん（キスマイ）が来た！キャーキャー！がこのドラマでダントツの話題だろうに。おっちゃん玉森さんの事ずっと神木隆之介さんと間違えてたくらいやし堪忍な。
さあ、来週の最終回を楽しみに明日からも生きていこうぜ！という感じでわたくし興奮しているので、「リバース」を全然ご覧になっていなかった皆様はDVDでも発売されたら見てみてくださいませ。