読み返してみたら一体なに訳のわからないこと書いてるのだろうとしか思えない、トイレ掃除と便座カバー導入の顛末

やたら細かくて潔癖なところと大雑把でずぼらなところの振れ幅が激しい零細企業経営者(45)ですこんばんは。家事得意そうだよねーとか言われることもありますが、掃除方面は苦手です。やらなくても死にゃあしないので殆どしません。でもそれは間違いです。不衛生は死をもたらしますぞ。

そんなわたくしですが、年が明けてからじわじわと、部屋のある部分を長年掃除していないことが気になってきていて、そろそろやらなきゃなと数日間イメトレをしながら、数アイテムを買い揃えたりしていました。

その気になっていた部分とは、トイレです。一番汚れやすくてこまめに掃除しなくちゃいけないところなのですが、その気持ちは用を足して水を流す際に一緒に流れ去っていくのでした。

そして昨晩、それも0時を過ぎてから突然、掃除しよ!と取り憑かれたように始めてしまいました。近所迷惑にならないように極力音を立てないように。

まず、掃除というか根本的に予備のトイレットペーパーの置き場に困っていたので、突っ張り棒システムの棚を取り付けるところからスタートしました。お値段以上のお店で値下げしました!の札が貼ってある棚を購入したのです。取り付けは簡単。5分もかかりませんでした。

完成図の写真? きったねー我が家のトイレの写真なんて載せられませんがな。

取り付けてみて、トイレットペーパーの予備(12ロールパック)を載せて、洗剤を載せて。棚自体はそれくらいではビクともしないし、部屋のあちこちに散らばってたトイレ用備品も一堂にまとまり、空間スッキリです。なんでこんな単純なことに今まで気づかなかったんでしょう。

そして滅茶苦茶気になっていた便座。実は年末にめくり上げてみて、裏側に石と化した汚れの蓄積を発見したのでありましてね。これ無理だろと大家さんにどうやって謝るかしか考えられなかったのですが、頑固な尿石や黄ばみもイチコロな混ぜるな危険系の強力洗剤をかけて、お前それ紙やすりだろ?的な水垢落とし用ブラシで強めにこすったら、思いのほか剥がれ落ちていったので一気に攻めました。

そうやって、本当にツルンツルンのピカピカに美しくなった我が家の便座。尿石びっしりなんて過去は言わなきゃわかりません。あまりの美しさに惚れ惚れとして、仕上げに拭き拭きしながらピチカートファイブなんぞ口ずさんで、ほほ頰ずりしたくな〜るでしょ♪と歌うがままに便座に頰ずり…はしていません。

もちろん便器本体も床も綺麗に拭き上げて、古いのは仕方ないけど、まあ衛生的には上等かなと思えるくらいにミッドナイト★トイレ掃除をやり遂げました。尿石をこすり取る時、無心になってブラッシングしていて、なんというか悟りの境地に足を踏み入れたような感じもしました。

そういえばほら、もう最近は誰かが鼻歌ってるのも聞きませんが、昔ありましたよね、トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやでーという歌。トイレの花子さんだったかな? などというボケは後でシメるとして。

わたくしもふとその歌を思い出したりしながら、でもメロディはうろ覚えなので、真心ブラザーズの「Stone」という曲のサビの替え歌として「トイレには!いるんやで!トイレには!いるんやで!トイレには!いるんやで!トイレには!いるんやで!トイレ!神!トイレ!神!トイレ!トイレ!神!トイレ!神!トイレ!」と口ずさみながら、神と対話する心持ちでブラシを激しく動かしていたのです。

そして便器の汚れが落ちていく度、心の汚れも落ちていくのね、という恍惚感の中、ああ弊社も多くの従業員を抱えるようなスケールの大きな企業となった暁には、全従業員に素手でのトイレ掃除を課し、社会のため国家のために尽くせる人材を養えるようになろう!という誓いはトイレットペーパーに包んで流しておきました。

課さねーよ。

と本当にくだらないことで埋めてしまいましたが、書きたかったのはここから。仕上がったところで念願のアイテムを解禁しました。便座カバー!!

100円ショップのシンプルなタオル地のものです。今まであんなもの必要ないと、ずっとずっと思っていたのですが。

便座が冷たいから、というような理由ではございません。そしてこれまでは、あんなカバーをつけるより素っぴんの便座の状態で除菌スプレーとかしたほうがマシ!と決めつけていたんですけれど。

トイレをできるだけ汚さずに使う方法を考えていたら、自分の悪い癖に気がついたのです。小の時、便座、上げとらん。で、なんで上げないんだろうということを追及してみたら、単純なことでした。

素手で便座を直接触りたくない。

あー、そっかー!洒落たお店とかにある、ボタン押したら電動で便座が上がるトイレだったらちゃんと上げてるもんなあ。せめて便座に上げ下げ用の取っ手でもあれば感覚が違ってくるよなあ。

じゃあカバーつけてこまめに取り替えればどうかな? まあそれなら触って持ち上げても大丈夫かなあ。もとより上げずに用を足してカバーを汚すのは人としてどうかと思うよなあ。

ということで、抵抗なく上げ下げしてます。

信じらんない!うちの旦那ったら便座を上げずに!とお嘆きの奥様も、便座カバーをして、触っても大丈夫な便座に変身させると解決するかもしれませんよ。それでもダメでしたら旦那に素手でのトイレ掃除を課し、社会のため国家のために尽くせる(以下略)

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